<速報>3度目の選手権制覇に向けて静岡学園が快勝スタート!東福岡はPK戦までもつれるプレミア対決を制す!
2024年度 第103回全国高校サッカー選手権大会の1回戦・第2試合が29日に各地で行われ、東福岡高校(福岡県)対尚志高校(福島県)、静岡学園(静岡県)対広島国際学院高(広島県)など、多くの注目校が激突した。この時間帯は全14校による7試合が開催された。 【トーナメント表】2024年度 第103回全国高校サッカー選手権大会 全48校 高校年代最高の戦いである「高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ」に所属する東福岡高校と尚志高校。“プレミア東西対決”となるこの試合では、大方の予想通りハイレベルな応酬が繰り広げられた。東福岡の右サイドハーフを務める稗田幹男がエリア外からシュートを放つと、尚志のアタッカー・大内完介もサイドを駆け上がってチャンスを作る。前半はお互い譲らず、スコアレスに終わった。 後半は東福岡が最初にリズムをつかむ。カウンターなどから57分までに2回決定機を作り、尚志のゴールに迫った。その後も東福岡の攻勢が見られたが、尚志もカウンターからチャンスを作った。大内のドリブルは後半も効いており、間欠的に相手の脅威となっていた。しかし前後半で決着つかず勝負の行方はPK戦へ。尚志のキッカーがひとり失敗したのに対し、東福岡は5人のキッカー全員がネットを揺らした。この結果、福岡の雄がトーナメントを勝ち上がった。 同じくプレミアで戦う静岡学園は、広島国際学院と対戦した。通算3度目の選手権制覇を目指す名門が序盤から支配権を握り、長短のパスを通して広島国際学院の守備陣を翻弄する。17分、スルーパスを受けた篠塚怜音がペナルティエリア内に侵入。一時は相手GKにセーブされるが、こぼれ球を押し込んでネットを揺らした。静岡学園が先制して前半を折り返す。 後半は膠着状態が続き、両チームともにインテンシティの高さを見せる。前半と比較すると広島国際学院が静岡学園の攻撃に対応する場面が目立ち、押し込まれる展開も少なくなった。しかし65分、静岡学園のビルドアップから左サイドのスペースでボールを受けた鵜澤浬が中にパスを送ると、これに9番・乾皓洋が反応。落ち着いてゴールに流し込み、静岡学園に追加点をもたらした。試合はこのまま終了。3度目の栄冠に向けて名門が次戦に駒を進めた。 29日に行われた、第103回全国高校サッカー選手権大会の1回戦・第2試合の結果は以下の通り。 東福岡 0-0(PK戦:5-3) 尚志 静岡学園 2-0 広島国際学院 愛工大名電 6-3 明誠 東海大山形 0-1 松山北 札幌大谷 1-1(PK戦:12-11) 寒川 西目 1-6 日章学園 東北学院 3-1 奈良育英
フットボールチャンネル編集部