錦織がノリーを退け過去1勝1敗の19歳シャン・ジュンチャンに対する準決勝へ [香港オープン/テニス]
錦織がノリーを退け過去1勝1敗の19歳シャン・ジュンチャンに対する準決勝へ [香港オープン/テニス]
2025年ATPツアー開幕戦のひとつとなる「中国銀行香港テニス・オープン」(ATP250/中国・香港/12月30日~1月5日/賞金総額76万6290ドル/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した元世界ランク4位の錦織圭(ユニクロ)がキャメロン・ノリー(イギリス)を6-3 3-6 6-2で振りきりベスト4に進出した。 ~中国銀行香港テニス・オープンで2021年8月以来のツアー4強入りを決めた元世界4位の錦織選手~ 4-3から初のブレークに成功して第1セットを先取した錦織は第4ゲームでサービスダウンを喫して第2セットを取り返されたが、第3セット2-2から最後の4ゲームを連取して1時間41分で2021年8月のワシントンDC以来となるツアー4強入りを決めた。 「彼(ノリー)は試合の大部分で安定したプレーをしたけど、僕に何度かチャンスを与えてくれた。第3セットではリターンをより多く返してアグレッシブにプレーしたけど、すべてうまくいったよ」と錦織は試合を振り返った。 5日前に35歳の誕生日を迎えた錦織は次のラウンドで、ファビアン・マロジャン(ハンガリー)を1-6 6-3 6-4で破って勝ち上がった19歳のシャン・ジュンチャン(中国)と対戦する。 ふたりは過去2戦して1勝1敗と星を分け合っているが、前回プレーした昨年9月の成都1回戦ではシャンが6-4 6-4で勝っている。 もうひとつの準決勝は、それぞれシードダウンを演じたジャウメ・ムナール(スペイン)とアレクサンドル・ミュレー(フランス)の顔合わせとなった。ムナールが1セットダウンから巻き返して第2シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)に2-6 7-6(4) 7-5で競り勝ち、ミュレーは同胞で第4シードのアルトゥール・フィス(フランス)に3-6 6-3 6-1で逆転勝利をおさめた。
テニスマガジン編集部