【阪神】〝ポスト近本〟井坪陽生が紅白戦でアピール成功「一軍に定着したい」
阪神・井坪陽生外野手(19)が9日に阪神秋季キャンプ地の高知・安芸で行われた紅白戦に、紅組の「3番・中堅」として先発出場。初回一死二塁で迎えた第1打席で先制の適時二塁打をマークし、藤川新監督へのアピールに成功した。 148キロ直球を力強く弾き返した高卒2年目の若武者は「変化球よりも直球をしっかり打ち返すことを意識していた。監督が代わった今が一番のチャンスなので(来季は)一軍に定着したい。バットはスムーズに出るようになっていると思う」と試合後の取材に冷静な態度で応じた。 走攻守の3ツールを兼ね備えた背番号40は、チーム不動のリードオフマン・近本の後継者として将来を嘱望されているプロスペクト。新任の小谷野打撃コーチも「彼にしかないスイングの強さ。独特の間合いを持っている」と非凡な打撃センスを高く評価している。 藤川監督も試合後の記者応対で「彼の能力の高さは重々分かっている。今後、チームとしても大事な存在になる。きょうも(中軸の)3番で起用したのは彼を引き上げたいというか、彼の能力を高く評価しているということ」と井坪のポテンシャルに大きな期待を寄せていることを明かした。
東スポWEB