エアバスA350、欧州当局がエンジン点検義務付けへ-火災発生確認
(ブルームバーグ): 欧州航空安全庁(EASA)はエアバスA350のエンジンを対象に、一度の点検を義務付ける。キャセイパシフィック航空便の飛行中にエンジンが発火し、同航空が一部機体の運航停止を余儀なくされたことに対応した措置。
EASAは5日中に燃料ライン点検義務の詳細な緊急耐空性指令を発する予定だと、同庁の報道担当者が電子メールで明らかにした。
EASAの対応は、キャセイパシフィック航空で今週エンジン火災のインシデントが起きたことを初めて公式に確認するもの。このエンジンは英ロールス・ロイス・ホールディングス製造の「トレントXWBー97」。EASAは全てのA350機が検査義務の対象になるとは限らないと述べた。
ロンドン株式市場でロールス・ロイス株は一時3.4%下落。エアバスは1.6%下げた。
原題:Airbus A350 Checks Ordered by Regulator After Cathay Engine Fire(抜粋)
--取材協力:Danny Lee、Leen Al-Rashdan.
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Siddharth Vikram Philip