「テークバックで遠くにコロがす」 青木香奈子がアイアン不調時に行う“世界女王”の鉄板ドリル
今月18日に行われたマイナビ ネクストヒロインゴルフツアー第11戦「マイナビカップ」で初優勝を果たした青木香奈子。同ツアーのパーオン率は2位(78.63%)と、アイアンショットを武器にしている。今週はJLPGA最終プロテストに挑んでいる青木が、アイアン不調時に行うドリルがあるという。それは世界ランク1位に君臨するネリー・コルダ(米国)の鉄板メニューでもある。 テークバックでどのくらいコロがす? 青木香奈子のボール2個打ちドリルを連続写真でチェック ◇ アイアンショットの際、手元と体が同調していないと、インパクトでは上から打ち込んで打点がブレます。それに対し、手元と体を同調させて低く長くテークバックできれば、スイングアークが大きくなって、緩やかなダウンブロー軌道で正確にインパクトできます。 手打ちになっていると感じたときにやるのが、ヘッドの後ろにボールを置き、それをテークバックで遠くにコロがしてから打つというドリル。私が憧れているネリー・コルダもやっているメニューで、ボールを遠くにコロがせれば手元と体が同調している証拠です。 私の場合、お腹や背中を大きく動かす意識でテークバックしています。手は体につながっているだけのイメージ。体幹を使って振れば、手先でクラブを上げにくくなる。それともう一つ。7番アイアンで、ボールをスタンス中央より1個分左に置くと、緩やかな軌道でヘッドを入れられます。 ■青木香奈子 あおき・かなこ/ 2000年生まれ、宮崎県出身。165㎝の長身で、ショートアイアンが得意。ピンをデッドに狙うプレースタイルで、10月のマイナビ ネクストヒロインゴルフツアー第11戦「マイナビカップ」で初優勝を飾った。今年は6度目のJLPGAプロテスト挑戦で初めて最終まで進んでいる。同時にJLPGAティーチングプロの資格も取得中。 ◇ ◇ ◇ ドライバーの平均飛距離が250ヤードを超えるマイナビ ネクストヒロインゴルフツアー屈指の飛ばし屋、伊藤真利奈。関連記事の【「左右の体重移動では飛ばない」 伊藤真利奈は“引く動き”で平均250ヤード超を実現していた!】をチェックして飛距離アップしよう!