9月は勝率5割…最下位西武に見えてきた「良化の兆し」 先発平均25・8歳の打線が14安打9得点 来季の逆襲につなげられるか
◆オリックス2―9西武(24日、京セラドーム大阪) 最下位が既に確定している上に、年間90敗の大台が目前という西武だが、この日の快勝で9月は9勝9敗と、月間勝率を5割に乗せてきた。 ■SNS騒然…監督休養の松井稼頭央さんがベルーナドームに【写真】 「ここのところ、打線がちょっとつながりだしたというか、いい形で点が取れるようになってきているんでね」と渡辺監督代行。1回1死から源田、西川、佐藤龍の連続ヒットで2点を先制すると、4回にも相手の2失策と西川の中犠飛で3点を追加、さらに6回1死満塁から、野村大が走者一掃となる左中間突破の三塁打など、計14安打9得点の猛攻だった。 この日の先発野手9人の平均年齢は25・8歳。30代は2人だけで「若い選手が試合に出て、経験を積んでいるのが大きいと思います」と平石ヘッドコーチ。投げても先発の今井が7回2失点の好投で9勝目を挙げ、オリックスには2年ぶりの勝ち越しも決定。「勝ち越したということは良かったんですけど、今年1年、いろいろ反省はあります」と渡辺監督代行。それでも苦しみ続けてきた今季の最終盤に見えてきた〝良化の兆し〟を、来季の逆襲へとつなげたい。
西日本新聞社