正しい保湿方法、知ってる?あなたは「乾燥肌」ではなく“無意識保湿不足”かも!?
知らないと損!美容の豆知識#3
気になる肌の乾燥。「年齢的に仕方ない」と諦めたり、スキンケア・ファンデーションを潤いタイプに変える対策で満足したりしていませんか?もしかすると変えるべきは、スキンケアの“方法”かもしれません。ハルメク365編集部イチの美容マニアの保湿とは?
更年期以降、これまで以上に気になる乾燥肌……
年齢を重ねると、肌の皮脂量・水分量が減少し、バリア機能が低下するため、30代40代の頃よりも、乾燥肌意識を持つ人が増加します。 特に更年期以降は徐々に女性ホルモンのエストロゲンが減少することから、よりいっそう乾燥を感じやすくなることでしょう。
スキンケア・ファンデを変えるだけでは保湿できない
そんな乾燥肌悩みを持つ方から、美容ライター・エディターとして13年目を迎えた筆者が、何度聞かれたかわからない質問が下記の2つ。 「肌の乾燥が気になるのだけど、おすすめのスキンケア製品はないですか?」 「保湿力の高いファンデーションを教えてください」 です。 もちろん、保湿に有効とされる成分が多く配合されたスキンケア製品を使用するほうが保湿力が期待できるし、パウダーファンデーションよりもクリームファンデーションの方が乾燥しにくいのも事実です。 だけど根本、どんな良い成分の入ったスキンケアを使用しても、正しくスキンケアができていなければその成分を生かすことはできないし、肌そのものが乾燥している状態で油分・水分量の多いファンデーションを重ねても乾燥を防ぐことはできません。
「あなたは化粧水を何分つけていますか?」
フェイシャルデザイナー NoLi(AshGrey) https://ashgreynoli.com/ では「正しいスキンケア」とは、具体的にどのようなことなのか。 松任谷由実さん、桃井かおりさん、草笛光子さんをはじめとする、国内外の芸能人やセレブから絶大なる支持を得ているフェイシャルデザイナーのNoLiさんは、メイクアップの撮影時、乾燥肌に悩む50代女性へ「普段、化粧水を“何分”つけていますか?」と尋ねました。するとその女性は「……分?」と驚いた様子。 そう、これが答えです。 肌の乾燥に悩む一般女性のほとんどが、恐らく「肌への水分補給が足りていない」のです。 筆者が過去に取材をした“透明感女優”さんは、「洗面台やキッチン、ベッドサイドなど、自分の行動範囲のすべてに化粧水を常備して、乾く隙を与えないようにしている」と言っていました。 それくらい、水分補給は大切です。