【広島】会沢翼、約27%減の年俸8000万円 来季は球団捕手最長タイの19年目
広島の会沢翼捕手が9日、マツダスタジアム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3000万円ダウンの年俸8000万円(金額は推定)でサインした。今季1億1000万円から約27%減。来季は球団捕手で倉義和、石原慶幸、白浜裕太に並ぶ19年目シーズン。「レジェンドに並べたというのはすごく光栄なこと。また来シーズン契約していただいたチームのために、どれだけ自己犠牲ができるか。そこは変えずにやっていきたい」と、意気込んだ。 今季、先発マスクをかぶった49試合でチームは27勝20敗2分けという好成績。“捕手防御率”は1・94(チーム防御率2・62)と、ベテランの存在感を発揮。一方で打率1割8分7厘で2年連続の1割台にとどまり、本塁打も12年ぶりにゼロだった。「寂しいよね」と、ポツリ。「もう少し“打”の方で貢献できれば良かった。そこが課題。しっかり真摯(しんし)に受け止めて、このオフは振る量を増やすのもそうですし、キャンプに向けていい体づくりをしていきたい」と、力を込めた。 球団との交渉は、約2時間に及んだ。主に自身が会長を務める労働組合・日本プロ野球選手会の話題だったという。「カープもそうですけど、野球界が良くなっていくことが僕にとってはすごい大事なこと。並行してやっていきたい」。今季チームは9月の大失速で4位に沈んだ。「優勝したいし、今の子に味わってほしい。寒い中でやるビールかけは、すごくいいんですよ」と、来季の7年ぶりのリーグ優勝に向けた思いを語った。
報知新聞社