阪神 FA宣言の原口文仁の残留発表「今まで通りタテジマのユニホームを着てグラウンドを駆け回りたい」 近日中に会見
阪神は12日、国内FA権を行使していた原口文仁内野手(32)が残留することを発表した。 【写真】度重なるけがで育成も経験 岡田前監督とタッチを交わす原口 原口は「この度、来季も阪神タイガースでプレーさせていただくことを決めました。今まで通り、タイガースのため、ファンの皆様のためにタテジマのユニホームを着てグラウンドを駆け回りたいと思います。今後もよろしくお願いいたします」とコメント。会見は近日中に行われる。 原口は今季主に代打の切り札として52試合に出場。打率・241、2本塁打、9打点をマークしていた。12日にFA宣言し「野球人としてまだまだやれるんじゃないかという可能性というのを自分の中で消せなかった。挑戦できる場所があるのならば、若い子に交じってでも勝負したいという気持ちがあった。レギュラーで出られるチャンスを競える、競争できるということが一番ではないかと思う」と語っていた。 阪神では大山悠輔内野手も国内FAを宣言していたが、11月29日に宣言残留を発表。虎党にとっては2人の残留は大きな朗報となった。 ◇原口文仁(はらぐち・ふみひと)1992年3月3日生まれ、32歳。埼玉県出身。182センチ、95キロ。右投げ右打ち。帝京高から09年度ドラフト6位で阪神入団。13年からの育成契約を経て16年に支配下復帰。18年の代打安打23本は球団タイ記録。19年1月に大腸がんを公表。手術後、リハビリなどを経て同6月4日のロッテ戦で1軍復帰。23年は主に代打でリーグ優勝、日本一に貢献。