【天皇賞秋・前日オッズ】まさに〝3強〟 過去の実例から徹底検証!「順当」それとも「波乱」?
[GⅠ天皇賞・秋=2024年10月27日(日曜)3歳上、東京競馬場・芝2000メートル] 27日に東京競馬場で行われるGⅠ天皇賞・秋(芝2000メートル)の前日最終オッズが26日17時半すぎにJRAから発表された。単勝1番人気はリバティアイランドで2・5倍、2番人気がドウデュースで3・3倍、3番人気がレーベンスティールの4・5倍と続いている。 これに次ぐ4番人気がソールオリエンスでこちらは単オッズがグッと離されて15・0倍だから、まさに〝3強〟の様相を呈している。 人気3頭がほぼ横並びで4番人気を突き放すという、このオッズ状況が明日の馬券発売終了まで続くと仮定する。過去にそのような〝3強〟となった天皇賞・秋はどういう結末を迎えたのか? ここでの〝3強〟の定義を1~3番人気が単勝5倍以内に全て収まり、4番人気が10倍以下と設定。2000年以降で該当レースがあったかを調べたところ、4年あった。 2001年は1番人気テイエムオペラオー(2・1倍)、2番人気メイショウドトウ(3・4倍)、3番人気ステイゴールド(4・5倍)という3強だったが、勝ったのは20・0倍で4番人気だったアグネスデジタル。2着がテイエムオペラオー、3着メイショウドトウという決着だった(ステイゴールドは7着)。 08年はまさに順当。1番人気ウオッカ(2・7倍)が勝って、2着に2番人気ダイワスカーレット(3・6倍)、3着に3番人気ディープスカイ(4・1倍)と人気順に馬券内が占拠された。 ただ、続く13年はやや波乱に針が振れる。勝ったのは5番人気のジャスタウェイ(15・5倍)で、2着に1番人気ジェンティルドンナ(2・0倍)、3着が3番人気エイシンフラッシュ(4・7倍)。2番人気=4・4倍のトウケイヘイローは10着に大敗している。 21年は1~3番人気で馬券内を固めたが、順番が入れ替わった。3番人気エフフォーリア(3・4倍)が勝って、2着が1番人気コントレイル(2・5倍)、3着が2番人気グランアレグリア(2・8倍)という結果に。 過去の実例から〝3強〟の天皇賞・秋を読み解くと…完全に1→2→3番人気で決まったのは1年だけ。4番人気以下が逆襲Vを決めた年が2年あり、〝BIG3〟以外を馬券に入れる作戦も十分にアリということになる。
東スポ競馬編集部