ビットコインの価格下落が続く中、重要な逆行指標が新たな希望をもたらす:テクニカル分析
ビットコイン(BTC)は、アメリカ連邦準備理事会(FRB)の会合後の価格下落により、9万6000ドルまで落ち込んだ。これは、歴史的に価格の反落の終わりを告げてきた重要な逆行指標が点灯したことを意味する。 12月18日、FRBは予想通り、基準となる借入コストを削減したが、2025年の利下げは2回のみと予測し、9月に予測された4回から減少した。さらに中央銀行は、戦略的なBTC準備を構築する政府の計画に参加するつもりはないと強調した。 それ以来、BTCは8%以上下落し、一時9万6000ドル付近まで下落した。記事執筆時点では、この暗号資産(仮想通貨)は9万7500ドル付近で取引されており、今週初めに記録した最高値10万8266ドルからほぼ10%下落していることが、CoinDeskのデータから明らかになった。 この損失により、50時間単純移動平均(SMA)が200時間SMAを下回り、弱気な交差が確認された。このパターンは、現在進行中の調整がさらに深いものへと発展する可能性を示唆しているが、最近の強気相場ではその評判に見合うほどの動きは見られなかった。 ビットコインは、アメリカ大統領選挙後の7万ドルから10万ドル超への上昇局面で、何度か反落を経験しており、そのたびに、下落は50日および200日移動平均線の弱気なクロスオーバーで終わっている。 したがって、今回のクロスオーバーは、10万ドル超の6桁台への再上昇を期待する強気派に希望を与えるものとなる。 反発が起こった際には、最近の価格下落を表す下降トレンドラインで示された10万600ドル付近で抵抗を受ける可能性がある。しかし、この水準を突破すれば、過去最高値更新の可能性が開けるだろう。 パターンが常に予想通りに展開するわけではないことを念頭に置くことが重要だ。上で説明した逆指標が機能せず、さらに下落する可能性もある。その最初の兆候は、価格が前夜の安値である9万6000ドルを下回った場合だ。そうなれば、12月5日に記録された9万1000ドル前後まで下落する可能性がある。 |翻訳:CoinDesk JAPAN|編集:井上俊彦|画像:Shutterstock|原文:As Bitcoin's Post-Fed Price Dip Extends, This Key Contrary Indicator Offers Fresh Hope: Godbole
CoinDesk Japan 編集部