乾いた肌を直接こする健康法「乾布摩擦」を1カ月続けて起こった変化
乾いた肌を直接こする健康法「乾布摩擦」。メリットは何? 効果は? そんな疑問を解消すべく、今回は、エディターNANAが1カ月乾布摩擦にトライ! 実際に試してみたやり方と効果をリポート。 【写真】運動嫌いの私が週5日ランニングをしてみた結果
乾布摩擦とは?
絹の手袋やブラシ、タオルで、全身をこするドライマッサージのこと。日本の健康法としての印象が強い「乾布摩擦(かんぷまさつ)」だけれど、ルーツはインド伝統医学の「アーユルヴェーダ」。アーユルヴェーダの用語では「ガルシャナ」と呼ばれ、皮膚を優しくこすると、冷えやむくみの改善が期待できるといわれている。
乾布摩擦の健康効果
・むくみ ・セルライト ・冷え性 アーユルヴェーダでは、絹は生命エネルギーのバランスを整える力がある素材といわれている。乾布摩擦をした後にオイルマッ サージを行うと、翌日肌がつるつるになったことを実感するはず。そのほかにも、気分が上向きになるのもメリット。しっとりとした肌触りより、多少肌に刺激があった方がエネルギーは上向きになるのだとか。
実践編:乾布摩擦のやり方(注意点とタイミング)
▼乾布摩擦を行うタイミング お風呂に入る前がおすすめ! 朝起きたときでもOK。肌が乾いているときに行うのがポイント。 ▼乾布摩擦の注意点 ・強くこすりすぎない。 ・熱があるときと皮膚に異常があるときは、使用を控えて。
絹の手袋の場合……
1. 手袋を両手につける。 2. 心臓から一番遠い足先から、 体毛の流れに逆らう方向で下から上に 5~6回程度軽くこする。足・手・おなかをマッサージ。 3. ひじ、ひざなどの関節部分は、両方の手のひらを重ねて円を描く様にこする。 ▼お手入れ方法 使う度に洗う。絹100%のため、必ず手洗いし、軽く絞って陰干しする。
ボディブラシの場合……
乾いた肌を、リンパ節を意識しながらくるくるとマッサージ。 1. 脚の前側は、太もものつけ根のリンパ節に向かって、後ろ側は、ひざの裏のリンパ節でブラシを良く回転させてお尻に向かう。 脚の表面を3回にわけて、右脚各3セット・左脚各3セット。 2.脇の下にあるリンパ節に向かって、ブラシを当ててくるくるとブラッシング。腕の表面を3回にわけて、右腕各3セット・左腕各3セット。 3. 脇腹からおへそに向かってくるくるとブラッシング 。お腹の左半分を各3セット・お腹の右半分を各3セット。 4. 肩先から体の中心に向かって、軽くブラッシング。鎖骨にもリンパ節があるため、ここを刺激することでリンパの流れがスムーズに。 左の鎖骨を3セット・右の鎖骨を3セット。