BMWがル・マン24時間に投入するMハイブリッドV8“アートカー”をパリでワールドプレミア!レース後はニューヨーク近代美術館に寄贈へ
BMW MハイブリッドV8アートカーが、パリのポンピドゥーセンターでワールドプレミアを迎えた。世界的に有名なニューヨークのアーティスト、ジュディ・メレツ氏が担当している。メレツ氏は「このモデルは単なる展示品としてではなく、ル・マン24時間レースを勝ち抜くためのパフォーマンスなデザインであると考えている。私のBMWアートカーは、モータースポーツチームやエンジニアリングチームとの緊密な協力のもとに制作された。レースが終わって初めて完成するんだ」と話している。 【画像ギャラリー】BMW MハイブリッドV8“アートカー” 空間、動き、エネルギーは、常にジュディ・メレツ氏の作品の中心的モチーフである。BMWアートカーのデザインでは、彼女は初めて2次元のイメージを3次元の表現に変え、ダイナミズムを形にすることに成功しており、彼女の記念碑的絵画「Everywhen」(2021~2023年)のデザイン言語が、デザインの出発点であると話している。この作品は現在、ベネチアのパラッツォ・グラッシ(イタリア)で開催されているアーティストの大規模な回顧展で展示されており、その後、ニューヨーク近代美術館(MoMA)のパーマネント・コレクションとして寄贈される予定だ。 イメージと車両の融合は3Dマッピングによって実現され、モチーフは車両の輪郭に転写された。この精巧なフォイリングにより、フル・デザインのBMW MハイブリッドV8がル・マン24時間レースに参戦することが可能になった。 このカラーリングはBMWとして20番目のアートカーとなることにちなみ、BMW MチームWRTの20号車(シェルドン・ヴァン・デル・リンデ/ロビン・フラインス/レネ・ラスト)に採用される。
MotorFan編集部