「朝食抜き」にした場合、節約効果はどれくらい? 健康面も心配です。
朝食を抜くことは、一見すると時間もお金も節約できる方法のように感じられますが、本当にそうでしょうか? また、経済的に節約になったとしても、健康面で大丈夫なのか気になるところですよね。
朝食を抜く人の割合はどれくらい?
厚生労働省の「令和元年国民健康・栄養調査報告 全体版」によると、朝食を抜く人の割合は12.1%という結果になっています。昼食を抜く人の割合4%、夕食を抜く人の割合は4%なので、3食の中では最も欠食する人が多い結果となっています。
朝食抜きの節約効果はどれくらい?
まずは、お金の面から見ていきましょう。朝食にかける平均的な費用は、日経新聞の記事によると一人あたり約402円程度と紹介されています。もし毎日これがなくなると考えると、月間12462円の節約になりまう。 また典型的な朝食として、卵焼き1個、食パン1つ、ソーセージ2個、想定してみましょう。総務省統計局の2022年「小売物価統計調査(動向編)」によると下記の結果になっています。 卵(10個入り):228円 ウィンナーソーセージ(100g):185円 食パン(1kg) :471円 ※「都道府県庁所在市及び人口15万以上の市」の平均額 これらを1食分にざっくり換算してみます。 卵1個 228円÷10=22.8円 ウィンナーソーセージ2個(1個22gで計算) 22g×2=44g 44g=81.4円 食パン1つ(6個入り360gで計算) 1g 0.471円 360g=169.56円 1つ=28.26円 合計:1食当たり132.46円 月間で見ると4106円の節約になります。 上記は朝食を自炊した場合ですが、コンビニであんぱん1個、カレーパン1個、野菜ジュース1個を買う場合を想定すると以下の料金になります。 ※厚生労働省「小売物価統計調査(動向編)」のパン食品の中からピックアップ。 あんぱん 96円 カレーパン 108円 野菜ジュース 92円 合計:1食当たり296円 月間で見ると9176円の節約になります。 また外食すると大まかにワンコイン(500円)くらいでしょうか。その場合は月間1万5500円の節約になります。このように計算してみると、朝食抜きの節約効果は大きいと言えるのではないでしょうか。