【西武】本田圭佑オリックス移籍「自分の野球人生にとってプラスに」9年過ごした古巣には感謝
日本野球機構(NPB)は9日、現役ドラフトの結果を発表し、西武の本田圭佑投手(31)はオリックスへの移籍が決まった。 【一目でわかる】現役ドラフト指名一覧 サッカー日本代表のエースとして長年君臨した本田と同姓同名なこともあり、アマチュア時代から注目を集めた。東北学院大時代にはその名に恥じぬ活躍を見せ、リーグ戦で通算15勝を挙げ、3年秋には敢闘賞を受賞。15年ドラフト6位で西武入団し、先発&中継ぎも務められる万能型として重宝された。22年にはセットアッパーを務め、45試合登板して4勝2敗、20ホールド、防御率1・97の好成績を残した。プロ9年目の今季は31試合に登板し、1勝4敗、防御率4・11に終わっていた。 移籍が決まり、球団を通じてコメントを発表した。 「2015年のドラフト会議でライオンズに指名してもらわなかったら、自分はプロ野球選手になることができなかったと思います。入団後、チームに貢献できない期間が長かったにもかかわらず、9年間もライオンズで過ごすことができて感謝の気持ちでいっぱいです。ライオンズでプレーすることで恩返しができると思っていたので、それができないことは残念です。初勝利した試合でのお立ち台の景色は今でも忘れません。2019年に先発としてリーグ優勝できたことやビールかけは良い思い出です。中継ぎになってからは、タオルを掲げてくれたり、マウンドに向かう自分に声援を送ってくださるファンの皆さまは、とても心強く、ライオンズファンの素晴らしさを実感していました。新しい環境でプレーする機会を与えてもらったことは、自分の野球人生にとってプラスになることばかりだと思います。しっかりベストを尽くして、チームに貢献し、獲得して良かったと思ってもらえる活躍をしたいと思います」