【MLB】カブスがマシュー・ボイドと契約合意 来季34歳のベテラン左腕 2年2900万ドル+出来高との報道
2年連続で惜しくもポストシーズン進出に届かなかったカブスが課題の先発補強に動いた。日本時間12月2日、「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者が報じたところによると、カブスはガーディアンズからFAとなっていた左腕マシュー・ボイドと2年2900万ドルの契約を結ぶことで合意。年俸は各年1450万ドルで、1シーズンごとに50万ドルの出来高が設けられているという。よって、ボイドは2年間で最大3000万ドルを得ることになる。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ 来年2月に34歳の誕生日を迎えるボイドは主にタイガースで活躍してきたベテラン左腕。トミー・ジョン手術からの復活を目指した今季は、6月下旬にガーディアンズと契約し、7月中旬からマイナーでのリハビリ登板を開始。8月中旬にメジャー復帰を果たすと、8度の先発登板で39回2/3を投げ、2勝2敗、防御率2.72、46奪三振としっかり結果を残した。ポストシーズンでも先発ローテーションの一角を担い、3試合に先発して防御率0.77の好投。復活をアピールしたことが今回の2年契約につながった。 今季のカブスは今永昇太、ジェイムソン・タイオン、ハビアー・アサッド、ジャスティン・スティール、カイル・ヘンドリックスの5人が130イニング以上を投げたが、このうちヘンドリックスがFAとなって退団(エンゼルスと契約)。その穴埋めを目指していたが、ボイドの獲得に成功した。これで今永、スティール、ボイドと左腕三本柱が確立し、タイオンも加えて先発ローテーションの4番手まで確定。残り1枠はアサッド、ベン・ブラウン、ジョーダン・ウィックスらの争いとなるが、さらなる補強に動く可能性もありそうだ。 先発のほかにも、今季大きな弱点となっていたブルペン、さらにはミゲル・アマヤをサポートする2番手捕手の補強も必要となっており、ボイド獲得を皮切りに、今後も補強が続いていくとみられる。なお、選手オプションを行使して残留したコディ・ベリンジャーにはトレードの噂があり、そちらの動向にも注目が集まっている。