オールブラックスが10.26日本戦メンバー23名を発表。経験と若さ「バランス」重視のチームに。
10月26日の「リポビタンDチャレンジカップ2024」で日本代表と日産スタジアム(横浜)で対戦するニュージーランド代表“オールブラックス”が試合登録メンバー23名を22日に発表した。ベテランと若手がジョイントした布陣で、エディー・ジャパンの前に立ちはだかる。 【トレーニングフォトはこちら】 チームキャプテンのLOスコット・バレットは欠場し、LOパトリック・トゥイプロトゥがゲームキャプテンを務める。バイスキャプテンは東京サントリーサンゴリアス所属のFLサム・ケインとCTBアントン・レイナートブラウンが担う。 FWのスターターは全員が今年の南半球4か国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ(TRC)」に出場し、総重量949キロというサイズを誇る。2023年W杯以来の代表復帰を果たしたSHキャム・ロイガードが先発でSOダミアン・マッケンジーとのハーフ団を組む。これまで1キャップのアウトサイドCTBビリー・プロクター、5キャップのFBスティーヴン・ペロフェタも先発メンバーに入った。 リザーブには2024-25シーズンよりリコーブラックラムズ東京に加入するSH TJ・ペレナラや、テストマッチ出場歴のないFL/NO8ピーター・ラカイ、WTB/FBルーベン・ラヴの2名が名を連ねている。 試合登録メンバー23名の総キャップ数は588、TRC最終節のオーストラリア戦は1,103だったことからも今後のヨーロッパ遠征やその先の2027年W杯を見据えて、より多くの選手に経験を積ませたい意向が見える。 スコット・ロバートソンHCは今回のセレクションでは「バランス」を重視したと強調。試合メンバーでない15名(オールブラックスXVも含む)は、次の遠征先であるイングランドに先陣として25日に出発することもふまえ、「キーポジションの経験豊富な選手と若い才能をミックスした、グレートなバランスのスコッド」であるとした。 今年7月19日のフィジー戦(サンディエゴ)以来の2キャップ目となるビリー・プロクターは、ウェリントンでチームメイトだったWTBマロ・ツイタマを日本代表の要注意選手として挙げた。リザーブで初キャップ獲得の瞬間を待つルーベン・ラヴは、昨年オールブラックスXVとして対戦したCTBディラン・ライリーを印象に残った選手としてピックアップした。