“ハマの番長”三浦大輔が横浜DeNA新監督に就任…優勝のため掲げるスローガンは「結束」
――チームに足りないところは? 「足りなかったから優勝できなかった。新しい戦力も入ってくる。見極めをして、適材適所、その選手の持っている力をどうすれば、一番発揮できるのか。野球なんで1点でも相手より多くとること、1点でも少なくというところを目指してやっていきたい」 ――その中でも一番チームに必要なものは? 「得点力を上げること。いかにホームベースを踏むか。どうすれば、得点をとれるのか、をしっかりとバッティングコーチと相談しながら一番確率のいい方法を探っていきたい」 ――課題の機動力の強化も? 「必要に応じてやっていく。あまり決めつけて“これ”という固執ではなく、柔軟な姿勢で、そのとき状態のいい選手をしっかりと見極めてやっていきたい」 ――現役時代は先発完投にこだわっていた。先発投手陣には、それを求めるのか。 「先発とひとくくりにしても、いろんなタイプがいる。選手個々の能力、タイプがあるので、選手が持っている力をどのようにすれば最大限に発揮できるのか。完投能力があれば、そこを求めていく。短いイニング、4、5日で回れるなら、そこを求めていく。先発だからこうしなければいけないというものはない」 ――背番号「18」は返上することになった。 「2年間、18をつけさせてもらったが、18はマウンドの上で投げるからこそ輝く番号。選手がつけるのが一番。この機会に替えさせてもらった。全員が全員、(18を)つけたいと思っているわけではないだろうが、そういう番号をつけたいという選手に出てきて欲しい。僕(が指名する)というより、応援してくれるファンの空気感で(誰がふさわしいか)わかる。しっかりと、そういう選手が出てきて欲しいなと思う」 ――4番打者として首位打者を取った佐野に来年も主将に? 「1軍監督としてまだ誰ともお会いしていない。しっかり話をして進めていきたいと思うが、(佐野は)結果も出した。(主将再指名は)確率的には高い」 ――最後にベイファンに一言。 「感動を与えるというより、ファンと一緒に戦って、一緒に感動して、一緒に喜びたいなと思っている。みなさんの力を貸して下さい。お願いします」