“ハマの番長”三浦大輔が横浜DeNA新監督に就任…優勝のため掲げるスローガンは「結束」
横浜DeNAの新監督に三浦大輔2軍監督(46)が就任することが17日、横浜のロイヤルパークホテルで発表され就任会見が行われた。三浦新監督は現役時代の背番号「18」を投手コーチ、2軍監督としてもつけていたが「81」に変更した。契約は2年。 三浦新監督は1991年に当時の大洋ホエールズに奈良の高田商からドラフト6位で入団。2年目にプロ初勝利を挙げると4年目からローテーション入りし、エースとして2005年に最優秀防御率、最多奪三振のWタイトルを獲得、1998年には日本一も経験した。2016年限りで引退するまで、25年間、横浜一筋で活躍、通算172勝をマークした。 引退後は、2年間、球団のスペシャルアドバイザーの立場でネット裏から評論家として野球を勉強し、2019年から1軍投手コーチとして現場復帰、今季は将来を見据えて2軍監督に就任していた。 以下は、就任会見の主な一問一答。 【会見全編】横浜DeNA “ハマの番長”三浦大輔監督が就任会見 優勝へのスローガンは「結束」
「目指すは優勝だけ」
――今の心境を? 「引退会見もこの会場でさせてもらった。あれから4年が経って監督としてここで会見のできる喜びと共に責任を重く受け止め、しっかりと前を向いてやっていきたい」 ――ラミレス監督とは? 「宮崎のフェニックス(リーグ)に行っていたので、まだお会いしていません。引き継ぎもあるし、去年も一緒にやらせてもらった。コミュニケーションをとって、いろいろと話を聞かせてもらいたい」 ――監督としてチームを率いる準備をしてきた? 「率いたいというか、監督というものには指導者として魅力はあった。選手だけで25年やったが、指導者として、監督してやるためにはいろんなことを学ばないといけないと思っていた。引退してからも、球団からいろんなことを学ばせてもらった。監督として、それをしっかりと発揮していきたい」 ――目標と目指す野球は? 「目指すのは優勝だけ。そのために選手の持っている力をどうすれば、最大限に発揮できるのかをコーチと一緒に見極めて、その試合、その試合を戦うことを考えている」 ーーやりたい野球像を? 「現役として長くやらせてもらった。2年外で見させてもらい、昨年はピッチングコーチ、今年はファーム監督をやらせていただいた。(その経験を経て)監督としてやりたいことは、結束。選手だけでなく、コーチ、スタッフもひとつのチームとして結束を深めたい」 ――なぜ結束をスローガンにしようと。 「ファームの監督は初めての経験。何もわからない状態から始めたがファームのコーチ、スタッフ、トレーナーの方々、みんなに助けられたという思いが強く、助けられたからこそ1年できた。これは1軍(監督に)なってもそう。自分ひとりの力では、どうすることもできないことも、コーチ、選手、スタッフ、みんなに助けてもらいながら力を合わせれば、凄く大きな組織になっていく、強い組織になると確信した。来シーズン、1軍、ファームがしっかり連携のとれたひとつの大きなチームとして戦うためには結束が必要。そこを目指してやっていく」