藤川新体制で“チャンス到来”…?阪神、新たな1軍戦力と目される逸材(2)高卒3年目の“ブレイク候補”
2024年限りで岡田彰布監督が退任し、2025年シーズンから藤川球児新監督が指揮を執る阪神タイガース。プロ野球では指揮官が代われば、起用方針も変わることが多い。藤川監督の就任初年度となる来季は、戦力層が大きく変わる可能性もありそうだ。そこで今回は、藤川新体制で一軍起用が増えそうな選手を紹介したい。
井坪陽生
・投打:右投右打 ・身長/体重:177cm/88kg ・生年月日:2005年3月17日 ・経歴:関東第一高 ・ドラフト:2022年ドラフト3位 ルーキーイヤーから二軍で光るものを見せ続けている井坪陽生。近い将来のブレイクが期待される1人だ。 関東第一高時代には甲子園出場こそなかったが、高校通算32本塁打を記録。走攻守三拍子揃った外野手として注目を集め、2022年ドラフト3位で阪神タイガースに入団した。 高卒1年目の昨季は、6月まで二軍で打率3割超を記録。一時は首位打者に立つなど、高卒新人らしからぬパフォーマンスを発揮。 夏場以降は状態を落としたが、最終的に93試合の出場で打率.248、3本塁打、34打点、4盗塁とまずまずの数字を残した。 今季はファームで105試合に出場し、打率.275、2本塁打、28打点、15盗塁の好成績をマーク。シーズン終盤まで安定した数字を残すなど、前年からの成長を見せた。 今秋のキャンプでは、藤川球児新監督から高評価を受けるなど、不動の正中堅手・近本光司の”後釜候補”としても期待が寄せられている。高卒3年目を迎える来季、まずは一軍デビューを狙いたい。
ベースボールチャンネル編集部