セブン-イレブンと加賀屋の2025年「おせち」、おいしく食べて能登半島地震の被災地支援にもなる!
まだ暑い日が続きますが、おせち界隈は活気づいてきました。昨今のおせちは高級化、独自化が進んでいて、各社がしのぎを削っています。「セブン-イレブン」の2025年のおせちは、石川県の老舗温泉旅館「加賀屋」が監修した豪華おせちが登場しますよ! 【写真9枚】セブン-イレブン × 石川県の老舗温泉旅館「加賀屋」のおせちを写真で見る。9月15日までにネット予約限定で20%引きに!
セブン-イレブンと加賀屋のタッグは2009年から
「セブン-イレブン」と「加賀屋」のタッグは、セブン-イレブンが北陸に出店を始めた2009年に遡り、外部へのおせち監修第一弾の事例だったそうです。 和倉温泉の「加賀屋」といえば、明治39年創業の高級老舗旅館として地元はもちろん、日本全国でもそのサービスと食のすばらしさが知れ渡っているところ。ただ、そんな「加賀屋」も今年の元旦におきた能登半島大地震により、被災してしまいました。大勢の宿泊客を冷静な判断で迅速に金沢駅まで送ったことはネットでも話題を呼びました。また、避難所へ売店のお菓子や水、毛布や布団を支援物資として提供するなど、地域の企業として働きかけていたことも周知の事実です。 代表取締役の渡辺崇嗣さんによると「現在のところ、復興にはほど遠いという状況です。館内は断水、護岸が損傷しており『加賀屋』をはじめとした4施設はまだ営業再開の見込みが立っていません。そのため100名ほどのスタッフが社外に出向して、営業再開を待っています。2025年になんとか小さめの旅館で営業を再開し、2026年をめどに本格的に再開できたらと考えています」とのこと。 本業の旅館ビジネスができない今、外食ビジネスを進めているそうで、7月31日にはKITTE大阪内にレストランをオープン。そんな状況下で、セブン-イレブンからおせち監修の話があったそうです。 「物販でPRを兼ねて販売できるのがとてもありがたいです。16年前の監修時から、北陸の食材をこだわりの製法で届けることを大事にしてきました。今年は加賀屋だけでなく、地元の生産者、製造者の思いを込めています。能登半島地震を風化しないよう、考えてもらえることが大事です」(渡辺代表) 「セブン-イレブン」のデリカテッセン部シニアマーチャンダイザー・園田康清さんも「セブン-イレブンは北陸に300店以上あり、安否確認をしていました。1月2日には支援などの相談をしたのを覚えています。今回のおせちが北陸を応援する企画になればと思っています」と語っていました。 「加賀屋」の宇小藤雄総料理長が監修するおせちには、蛍いかの沖漬け、白海老の甘酢漬け、にしんの幽庵焼き、鮑うま煮、煮ものには「加賀屋」の白出汁にのどぐろ入りのしんじょうを使うなど北陸の食材がふんだんに盛り込まれています。具材は全部で28品目。ちなみに伊達巻は宇小総料理長が修業時代にマスターしたもので、特別な一品なのだそう。 このおせちの売上金の一部は、能登半島地震における被災地の行政機関に寄付されることになっています。おせちを食べることで元旦の大地震を風化させず、少しでも復興に役立つようになるといいですね。 「加賀屋監修 おせち二段重」は2~3人前で税込み2万3,760円です。 「ちょっとお高い……」そう思った方には朗報が!