勝田貴元が3度目の母国ラリージャパンに臨む「プレッシャーが良いエネルギー。表彰台以上でチームに貢献したい」
11月15日に東京都千代田区永田町の衆議院第一議員会館で開催されたラリージャパン2024のウェルカムセレモニー。イベントには日本人ラリードライバーの勝田貴元(TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム)が参加し、3度目の母国ラリーに向けた抱負を語った。 【写真】ラリージャパン2024ウェルカムセレモニーに参加した勝田貴元/エルフィン・エバンス/ヤリ-マティ・ラトバラ代表 今年もラリー競技の最高峰であるWRC世界ラリー選手権の最終戦として、愛知県と岐阜県で行われるラリージャパン2024は、いよいよ11月21日から競技スタートを迎える。多くのトップラリードライバーが参加するが、やはり大きな注目と期待を集めているのは、日本人の勝田だろう。 すでに日本に帰国している勝田は、ラリージャパンに先立ち航空自衛隊F-2B戦闘機の後席に搭乗したり、11月9日の全日本スーパーフォーミュラ選手権第8戦では公式放送のゲスト解説を務めるなど、母国ラリーに向けて多忙な日々を過ごしている。そんななかウェルカムセレモニーに参加した勝田は「ホームラウンドは僕にとって、ものすごく重要な一戦になります」と抱負を語った。 「僕としては、もちろん昨年の悔しい思いがあります。しかし今年のラリージャパンに向けては、今のフィーリングはすごく良いですし、今回はチームタイトルが掛かる重要なラリーになるので、まずは自分のベストパフォーマンスを出し切りたいです」 「目標という部分で言うと、僕は初年度となる2022年のラリージャパンで3位表彰台に上がっていますが、今年はそれ以上の結果を出して、週末を通してチームのタイトル獲得に貢献できるような走りをしたいと思っています」 「もちろんプレッシャーもありますけど、自分のモチベーションという部分では、そのプレッシャーがすごく良いエネルギーになっています。今年のラリージャパンは、本当に多くのファンの方に見ていただきたいですし、楽しいイベントにしていけるよう、ひとりのドライバーとして貢献できるように頑張りたいです」 セレモニーではあわせて関係者や日本のモータースポーツファンなどに感謝の言葉を述べた勝田。3度目の母国ラリージャパンでどのような走りを見せてくれるのだろうか。欲を言うと“母国パワー”で表彰台の頂点に上がる姿を見てみたいところだ。 [オートスポーツweb 2024年11月16日]