【パリ五輪バスケ】日本の対戦国を徹底分析!世界王者ドイツは抜群のケミストリー、一方フランスは戦力こそ申し分ないが…<DUNKSHOOT>
パリオリンピック開幕が約2週間後に近づき、出場国はどこもトレーニングキャンプの真っ最中。連日各地で、本戦並のカードも含むテストマッチが行なわれている。日本と同じグループBに属するフランスとドイツは、両者の間で2試合のテストマッチを開催した。 【動画】日本と対戦するフランス、ドイツの強化試合2戦をチェック! 7月6日にドイツのケルンで行なわれた1戦目は、ビジターのフランスが90-66と圧勝。ヴィクター・ウェンバンヤマが19分のプレータイムで5本の3ポイントを沈め、シニア代表でのキャリアハイとなる27得点に5リバウンド、3アシスト、1スティールという数字を叩き出した。 この試合ではフランスは、ウェンバンヤマを筆頭にルディ・ゴベアが13得点、マティアス・ルソーが15得点、ガーション・ヤブセレが10得点と、ビッグマンが揃って2桁得点をあげるインサイド重視のゲームを展開した。 現世界王者のドイツは、フランツとモリッツのヴァグナー兄弟、ダニエル・タイス、ヨハネス・ティーマンの主力4人が不在だったこともあって本来の出来ではなかったが、エースのデニス・シュルーダーがチームハイの23得点に6アシストで攻撃を牽引。ディフェンスは頼れるビッグマン、ヨハネス・フォークトマンがインサイドを固めた。さらにセンターのオスカー・ダ・シウバが15得点とアピール。このパフォーマンスも効いて、12人の最終ロスターに食い込んだ。 25歳のダ・シウバにとっては、今回がシニア代表で初のビッグトーナメント出場となる。名前から察せられるように父親がブラジル人で、NCAAのスタンフォード大でプレーしたがドラフトでは無指名に終わり、ドイツに戻ってアルバ・ベルリンでプロデビューした後、スペインの強豪バルセロナで2シーズンプレーしている。 ちなみに彼の3歳年下の弟トリスタンは、今年のNBAドラフトで1巡目18位でオーランド・マジックから指名を受けている。マジックといえば、同じドイツ代表のフランツが5年2億2400万ドルで契約延長したことが発表された。
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