【パリ五輪バスケ】日本の対戦国を徹底分析!世界王者ドイツは抜群のケミストリー、一方フランスは戦力こそ申し分ないが…<DUNKSHOOT>
フランスの最終ロスターでは、国内リーグの王者モナコ所属の21歳のガード、マテュー・ストラゼルが招集された。国際トーナメントの出場経験はないが、相手の司令塔とマッチアップする守備力を評価されての抜擢となった彼は、この先エバン・フォーニエ、ナンド・デ・コロらからバトンを受け継ぐガード候補だ。昨季ワシントン・ウィザーズでNBAデビューしたビラル・クリバリーとウェンバンヤマを合わせた若手3人が、どんなインパクトを加味できるかがフランスにとって戦力アップのポイントと言える。 コレHCが絶大な信頼を寄せる頭脳派の司令塔デ・コロ、そして大ベテランのニコラ・バトゥームが手綱を締め、中堅のフォーニエ、ゴベアらがペースを作り、若手が爆発力を加味する、という構造のフランスだが、一丸となって緊迫した状況をくぐり抜けるチーム力は、まだそれほど育まれていない印象も受ける。もちろん能力のある強者揃いで戦力には申し分ないが、一発勝負のトーナメントであれば、何が起こるかはわからない。 本戦までフランスはセルビア、カナダ、オーストラリアと、いずれも強豪とのテストマッチをこなす。 30日に対戦する日本にとっても、フランスが本戦までにどこまでチーム力をあげてくるか、注目したいところだ。 文●小川由紀子
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