ロウリュじゃなくて“ウォーリュウ”?東京・足立区の下町銭湯・堀田湯の女湯サウナ名物を体験してみた
堀田湯は創業80年以上、地元の人たちの憩いの場であり、交流の場として親しまれてきた東京都足立区にある銭湯。2022年にリニューアルし、浴室やお風呂はもちろん、サウナをアップデートさせたことで、近隣のみならず遠方からもサウナ好きが集う人気銭湯となった。どんなサウナなのか体験しに行ってきた。 【写真で見る】東京・足立区の下町銭湯・堀田湯 ■“ウォーリュウ”と2つの水風呂にハマる女性続出 堀田湯は男湯と女湯でサウナの仕様が異なっているところが特徴。特に、女湯のサウナには“ウォーリュウ”なるものがあり、水風呂は2つもあるという。“ウォーリュウ”とは何なのか?ということで、さっそく入ってみる。 浴室に入ったら髪と体を洗ってお湯につかる。浴室には熱湯深風呂、ぬる湯、ジェット風呂、電気風呂があり、さらに露天風呂もあるのでお好みの浴槽で体を温めよう。秋冬は体が冷えているので急な温度差を避けてまずはぬる湯をチョイス。そう、今の時期はサウナでちゃんと汗をかくために、湯船で体を温めてからサウナに入るのがおすすめだ。 程よく温まったら露天エリアにあるサウナ室へ。5~6人も入ればいっぱいになるコンパクトなサウナ室。このサイズ感だからサウナ室内の温度もしっかり高めをキープでき、基本どこに座ってもアツアツを体験できる。ストーブの近くや上の段はけっこう熱いので、苦手な人は下段の入口近くに座ろう。ここなら、熱くて外に出るときもサッと行動できる。 さて、ここで堀田湯の女湯名物でもある“ウォーリュウ”を説明する。サウナ室の壁には大きな板が立てかけてあり、毎時00分と30分にスタッフがこの板にアロマ水をかける。サウナストーンに水をかけるロウリュにちなみ、壁=ウォールに水をかけるので“ウォーリュウ”と呼ばれていている。サウナストーンとは違ってジュワッという音がするわけではないが、じんわりと温まっていくのが心地いい。 現在はカンロの「健康のど飴」とコラボ中なので、大きな板に和漢素材を入れた小袋が吊るされていて、さらに床には器に入った和漢素材が置かれてハーブの香りに包まれる。ハーブの香りを感じながらアツアツのサウナで汗をかく。ウォーリュウを行うとさらに香りが広がり、体もしっかり温まる。 ■2つの水風呂と外気浴&内気浴の贅沢 さらに女湯だけの贅沢といえば、2つの水風呂。向かって右のサウナ側のほうがやや温度が高いので、水風呂初心者にはこちらがおすすめ。しっかりサウナで温まったあとなら入りやすいと思う。もう一方の、向かって左の水風呂は深さ90センチメートル。温度も少し低く設定しているので、右側の水風呂に入れたらこちらをトライするのがいいかも。 さらなる楽しみとして、 “冷冷交代浴”がある。これは温度の異なる水風呂を順番に入るというもの。最初に冷たいほうの水風呂に入り、その後温度の高い水風呂に入る。そうすると先に入った水風呂で体が冷えているので、2つ目の水風呂がマイルドに感じられて何とも言えない気持ちよさを感じることができる。繰り返しになるが、水風呂に入るのは、サウナでしっかり体を温めたうえでのこと。特に今の時期は体が冷えていてサウナでも体が温まりにくかったり、水風呂が思った以上に冷たく感じたりする。体がけっこう冷えていてサウナ入っても温まりきっていないこともあるので、決して無理はしないこと。 サウナでかいた汗をしっかり流して、水風呂に入ったあとは、ととのい椅子へ。体をよく拭くことも忘れずに。濡れていると体が冷えやすくなる。ととのい椅子は露天エリアに3席と浴室内2席あるので、体感温度やその日の気候、そして好みで好きな場所でゆっくり休憩を。水風呂も休憩場所も選べるのはサウナ初心者にもうれしいポイント。サウナ→水風呂→外気浴を2~3セット繰り返したら、ゆっくりお湯に入ってくつろごう。 ■スペックが違うという男性サウナをちょっとのぞいてみた 男性サウナも露天エリアにあるが、まったく大きさが異なる。サウナ好きにはよく知られている「ととのえ親方」こと松尾大さんが監修した薬草サウナは、銭湯とは思えないほどの広さで12~13人は入れる。 サウナストーブの上にはやかんが下げられていて、毎時00分と30分に行われるやかんからあふれ出るオートロウリュが堀田湯の男性サウナ名物となっている。さらに、毎時15分と45分にはスタッフロウリュがあり、日によってはアウフグースのサービスも行っている。街銭湯とは思えない充実ぶりで、日によってはサウナ待ちの列ができるのも納得だ。 コラボイベント期間中は「健康のど飴」の31種のいたわり素材にちなんだオリジナルハーブサウナを体験できる。サウナ室内に和漢素材の入った小袋がいくつも置かれ、ロウリュの蒸気とともに香りに包まれ、いつもとは違ったサウナを楽しめる。 男湯のもう1つの注目ポイントが水深160センチメートルという深水風呂。熱々に温められた体をしっかり冷やしてくれる。そしてそのまま露天エリアのととのい椅子で外気浴。アツアツサウナと深水風呂からのととのい椅子での外気浴は男性だけの特権。 ■「健康のど飴」をイメージした「たたかうサウナ」と「いたわりハーブ湯」 現在、堀田湯ではキャンディやグミでおなじみのカンロのロングセラーブランドの「健康のど飴」シリーズとコラボレーション中。2024年11月21日(木)まで実施される。 今回のコラボレーションでは、堀田湯の露天風呂が「いたわりハーブ湯」に、薬草サウナが「たたかうハーブサウナ」に変身。「健康のど飴」のブランドコンセプトを堀田湯で体感できるようになっている。 カンロの「健康のど飴」はパッケージにもあるように31種のいたわり素材を使用している。生姜やカリン、カンゾウなど和漢素材で、日常の「いたわり」と「たたかう」両方の瞬間に寄り添うというメッセージを発信。今回のコラボでは、サウナと露天風呂でこのブランドコンセプトを感じられる仕様になっている。 ピンク色のお湯は「健康のど飴 梅」をイメージ。梅の色と香りを想起させるお湯で、それらを邪魔しない和漢素材を浮かべている。見た目と香りから「健康のど飴」を感じながら、体をいたわるようにゆっくり温まるのはまさに至福。コラボのお湯は男女とも露天風呂で実施しているので、その開放感もたまらない。 サウナとはまた違った、湯船ならではの温まり感は、冬場は特に格別だ。まさに全身いたわってもらっているようで心地いい。サウナと露天風呂でWのハーブ体験はなんとも贅沢。毎日頑張っている自分の心と体へのご褒美にもなる。 また、「いたわりハーブ湯」は期間中の前半、後半で内容が変わる。11月18日(月)までは「健康のど飴 梅」をイメージしたハーブの梅湯。19日(火)からは「健康のど飴 たたかうマヌカハニー」をイメージしたハーブのハニー湯となる。 期間中はオリジナルのサウナハットや温泉タオルなどが当たるSNSキャンペーンも行っている。普段銭湯に行かない人も、銭湯サウナに入ってみたかった人も、コラボイベントは足を運ぶきっかけにもなるはず。「健康のど飴」の世界観を堀田湯でじっくり、ゆっくり体験しよう。 取材・文=岡部礼子 ※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。
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