【注目2歳馬】カフェファラオの全弟ルクソールカフェが初勝利 勝ち時計1:35.8は2歳レコードを更新
アドマイヤデイトナとのマッチレースを制す
11月23日(土)の東京ダートコースは週中に降った雨の影響で馬場は回復途上。稍重で行われたこともあり、2歳戦でも好時計での決着が多かったが、その中から1Rに組まれたダート1600mの未勝利戦を勝利したルクソールカフェを取り上げる。 【チャンピオンズカップ2024 推奨馬】勝率66.7%に該当で信頼度◎! 国内は連対率100%で盤石(SPAIA) 外国産のAmerican Pharoah産駒で、全兄にフェブラリーS連覇などGⅠ級競走3勝のカフェファラオがいる良血。8月の札幌でデビューし4着、連闘で挑んだ2戦目がクビ差2着の惜敗で、間隔をあけて挑んだ3戦目のレースだった。 ハナを奪ったライズトゥザトップが12.2-11.0-11.9-12.1(47.2)と快調なペースを刻んでいくところ、15番枠からスタートしたルクソールカフェは中団の外を追走。1列前の外にいた人気の一角アドマイヤデイトナを追いかける形で直線に向くと、R.ムーア騎手のアクションに応えて並びかける。 残り300mからは2頭のマッチレースが続き、ゴールまで11.7-11.7と持久力を発揮。アドマイヤデイトナがわずかに前に出て先着するかとも思われたが、写真判定の結果、ハナ差で初勝利を掴んだ。 勝ちタイム1:35.8は、2017年のプラタナス賞でルヴァンスレーヴが記録した2歳レコードを0.4秒も更新。前走が重、今回が稍重と道悪でパフォーマンスを上げていることからも、時計の速いダートが得意なタイプのように感じる。兄同様に大きな飛躍を期待したい。 敗れたアドマイヤデイトナも最後まで一歩も譲らず、一旦は前に出ていたが、相手が強かった。3着には2.5秒差をつけており、次走すぐに順番は回ってくるだろう。
ラスト100mを流して上がり3ハロン35.1を記録
4Rに組まれたダート1400mの新馬戦は、T.マーカンド騎手騎乗のヘニーヒューズ産駒ヘニーガイストが後続に8馬身差をつけて快勝した。 このレースも序盤からペースが流れ、前半600mの通過は35.7。序盤は中団にいたヘニーガイストだったが、3角で好位の外までポジションを押し上げる。直線残り400mを過ぎたところで外から先頭に立つと、ラスト200mで後続との差を一気に広げるという内容だった。 勝ちタイム1:23.8は、同条件の2歳新馬戦レコード。時計の出やすいコンディションだったとはいえ、ラスト100mは流す余裕がありながら上がりは35.1でまとめている。母スミレも現役時代は同じ加藤征弘厩舎に所属してダート短距離を中心に4勝をあげたように、同馬も短距離路線が主戦場となるだろう。