素敵なインテリアのアイディア満載!古牧ゆかりさんの部屋づくり「季節や気分でリビングも“衣替え”」
足もとに敷くラグも、旅先で買ってきたものを、やはり季節や気分に合わせて変えていると古牧さん。最近敷いているのは、カラフルなルーマニアのラグだそう。インパクトも抜群なラグは、見ているだけで旅に出かけたような楽しい気分にさせてくれる。 「旅で買うものはみんな柄物。むしろ旅先では無地のものを見つける方が難しいかも(笑)。こうやって、いろんなスタイルがミックスされて、カラフルでごちゃごちゃした感じが好きなのは、パリに住んでいた影響が大きいかもしれません。パリはおしゃれで洗練された雰囲気もあるけれど、多民族国家でもあるので、エスニックな雰囲気といいますが、いろんな文化が混ざり合ってごちゃごちゃした場所もあって、それがとっても素敵だったんですよね」 ■ラグもさまざまな国のものが揃う。上から時計回りに、イエロー鳥モチーフがスウェーデン、パステルモチーフがトルコ、赤系幾何学モチーフがモロッコのもの 季節ごとに色を変えて、時には自分らしい旅のムードを漂わせて……。家具やインテリアを変えずとも、ファッションのようにファブリック使いを楽しむことで、いつも新鮮で、自分らしさが息づく住まいを叶えることができる──センス溢れる古牧さんのファブリック使いには、今すぐ真似したくなってしまう、心地よいインテリアづくりのヒントに溢れている。 古牧ゆかり スタイリスト/ビジュアルディレクター。ファッション誌で活躍後、渡仏。パリに暮らす。帰国後『エル・ジャポン』のファッションエディターに。現在はフリーでファッション、インテリアのスタイリングや動画制作のビジュアルディレクションを手がける。本誌ファッション特集でも活躍中。 BY EMI ARITA