レオパレスが第三者委報告後に会見(全文2)顧客本位の企業風土に
コンプライアンス・リスク管理体制の再構築
続く20ページ目でございますが、リスク管理と併せた全体像でございます。当社におきましてはコンプライアンス統括部がコンプライアンス委員会およびリスク管理委員会というのを運営をしてございます。2つの委員会はそれぞれ取締役会の諮問機関として位置付けをしておるものでございます。 また、先ほど申し上げました、真ん中のこの紫のところでございますが、建築法務部の役割というところ、後ほど詳細はございますけれども、受け身での建築法務部ということではなく、例えば検査を通じ、あるいは商品開発の順法性を見るといったことで、各事業部門としっかり連携を取って行っていく体制にしておるものでございます。 この建築法務部の役割としましては、次ページ目でございますが、大きく分けまして2つでございます。1つが建築法務課、こちらは建築事業に関わる、業務に関わるあらゆるリーガルチェックを行います。これによりまして法適合性の確保ができた商品、これを販売あるいはサービスの実施を行うという体制を取ってまいります。 それから検査課というのが右側にございますが、こちらは建物の工程の検査におきまして、事業部門と別に内部牽制もちゃんと利かせる検査課を設置し、これにより建築業務の検査を行います。また、それにより是正勧告等を行いながら、品質の改善に努めてまいりたいというふうに考えております。 では、先ほど申し上げました取締役会の諮問機関の1つでございます、コンプライアンス委員会の運営の見直しというのが22ページ目でございます。先ほど申し上げました全社的な企業風土の改革、こちらはコンプライアンス委員会に定期的に報告をすると申し上げましたが、そのためにコンプライアンス委員会の運営方法を見直します。 四角で4項目ございますが、3番目のところでございます。まず、コンプライアンス委員会の執行機関に対する牽制機能の強化、これを目的として、1つには委員長を社外取締役として置きます。それから2番目でございますが、権限強化ということでいきますと、業務の内容等が法令に違反することが明らかである場合等においては、委員会がその部署に対し業務の執行の中止を指示するということで、権限強化を図ってまいる所存でございます。