オルカンは選ばない?!iDeCoで運用資産が1400万円の投資家に運用方針を聞いてみた
取材を終えて
今回は、2024年の年末にiDeCoで資産が1400万円に達した40代男性のRさんにお話しを伺いました。 個人投資家が注目している投資信託に、投資していない理由が興味深いものでした。 市況を見た上で、自分で元本確保型の比率を調整できるのであれば、Rさんの考え方は参考になったのではないでしょうか。 ただ、資産形成にどの程度の時間や労力をかけられるか、またリスクはどの程度まで許容できるか、などによって、向いている商品や組み合わせたい商品は変わります。 資産形成は「自分に合った方法」を見つけることが重要です。 リスクや目標に応じた運用方法を一度じっくり考えることで、将来の安心につながる選択ができるかもしれません。
ご参考
iDeCoとは、どのような制度なのか、ここで簡単にご説明します。 iDeCoとは個人型確定拠出年金のことを差します。公的年金(国民年金・厚生年金)とは別に、給付を受けられる私的年金制度の一つです。 企業型確定拠出年金と異なり、加入は任意で、加入の申込、掛金の拠出、掛金の運用の全てをご自身で行います。 掛金とその運用益との合計額をもとに給付を受け取ることができますが、60歳になるまで、原則として資産を引き出すことはできません。
参考資料
・企業年金連合会「自動移換」 ・企業年金連合会「スイッチング」 ・厚生労働省「iDeCoの概要」
三石 由佳