ネットだけでもここまで見抜ける… 家を買うなら知っておきたい「よい不動産会社」の選び方
営業担当者の知識・経験もチェックしよう
必ずしも宅地建物取引士の資格を保有していない人の能力が低いとは限りませんが、個人的にはこの資格の保有は営業担当者にとって必須だと考えています。 主な理由は、宅地建物取引士の資格がなければ1人で契約を締結できないためです。 宅地建物取引士には「契約内容を記した書面(37条書面)への記名」「契約締結前に行う重要事項の説明」「重要事項説明書面(35条書面)への記名」の3つの独占業務があります。 運転免許証がないと車を運転できないのと同じで、宅地建物取引士の資格がなければ不動産取引を行うことができないのです。 宅地建物取引士は、時間をかけて勉強をすれば必ず取得できる資格です。この資格を保有している担当者に相談することは必須と言えるでしょう。 ・物件や周辺環境の知識や取引の経験があるかを調べる 不動産屋の営業担当者は、物件だけでなく、物件の周辺環境にどれぐらい詳しいかも重要です。 周辺環境というのは、土地の相場、他社の物件の売り出し情報、災害情報、商業施設、小学校・中学校の教育環境、事件や事故情報、地域特性などを指します。 地域のことにどれぐらい詳しいか、不動産売買取引実績がどれぐらいあるのかを不動産屋のブログ記事・スタッフ紹介、SNSなどで確認することをおすすめします。 個人的な見解ですが、今後さらに不動産屋の経営者・営業担当者・人事を中心にSNSなどを活用した発信に力を入れる人が増加して、業界の透明化が進んでいくと考えています。
沖 祐生(宅地建物取引士)