ＤｅＮＡ・三浦監督

◇２６日　ＳＭＢＣ日本シリーズ２０２４第１戦　ＤｅＮＡ３―５ソフトバンク（横浜） 　先発を打てず負けた。ＤｅＮＡがソフトバンクの先発・有原の前に７イニングで散発の４安打、１点もとることができなかった。９回に２点差まで追い上げたが、時すでに遅し。本拠地・ハマスタでの初戦を落とした。 　「攻撃がなかなかつながることができず、（終盤まで）きた感じ。ボール自体もストライクゾーンの際どいところ、厳しいところに投げ込まれてなかなか捉えることができなかった」。試合後の三浦監督は有原の投球を冷静に振り返った。 　１、２回に走者を得点圏まで進めたが、後続が凡退。データ活用が得意なＤｅＮＡは有原のデータは集めながらもが攻略の糸口はつかむことができず。好投を続けた相手を褒めるしかなかった。 　守りでは２回に甲斐を申告敬遠して２死満塁とした後、その有原に先制の２点右前適時打を浴びた。それでも、「バットに当たれば何が起こるかわからないですし、いいところにヒット打たれました。（申告敬遠は）確率の高い選択肢だと思います」。指揮官には悔いの思いはなかった。 　そして、収穫は９回に見せた猛反撃。タカの守護神・オスナから３点をもぎ取った。「あのまま無抵抗で終わるよりは明日につなげていかないといけない」。今こそ、いつも繰り返している”切り替え”が必要。「今日の確認と明日につながることはミーティングでも話していきます。大丈夫です」と自分に言い聞かせるように前を向いた。