松本死刑囚ら7人の死刑執行 上川法相が会見(全文1)7名の死刑を執行
法務省は6日、松本・地下鉄両サリン事件など一連のオウム真理教事件で死刑が確定していた教祖の松本智津夫(本名・麻原彰晃)死刑囚(63)ら7人の刑を執行したと発表した。 死刑が執行されたのは、松本死刑囚をはじめ、早川紀代秀(68)、井上嘉浩(48)、新実智光(54)、土谷正実(53)、中川智正(55)、遠藤誠一(58)の計7人の死刑囚。同日午後、臨時会見を開いた上川陽子法務相は、一連の事件は「(松本死刑囚が)救済の名の下に日本を支配して、自らその王となることまでをも空想して小銃の製造、サリン、VXの製造といった武装化を進め」、敵対するものを殺害する「身勝手な教義の下に」松本死刑囚の主導で行われたものだとした。 執行の判断は「慎重な上にも慎重に、鏡を磨いて、磨いて、磨いて、磨ききるという気持ちで判断した」と繰り返し説明。執行のタイミングやこの7人だった理由については「個々の死刑執行の判断、それに関わる事柄については、答えは差し控えたい」と明らかにしなかった。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【中継録画】オウム松本死刑囚らの刑執行 上川法務相が記者会見 」に対応しております。
オウム事件の7人の死刑を執行
司会:それではこれから臨時会見を始めます。大臣、お願いします。 上川:本日、7名の死刑を執行しました。裁判の確定順で名前を申し上げますと麻原彰晃こと松本智津夫、早川紀代秀、井上嘉浩、新実智光、土谷正実、中川智正、遠藤誠一の7名です。犯罪事実の概要等については別途お配りをいたしました資料のとおりです。関わった事件はそれぞれ異なりますが、これらの事件はオウム真理教の教祖であった松本、そして教団の幹部であった早川、井上、新実、土谷、中川、遠藤が他の教団幹部らとも共謀するなどして犯行に及んだものです。中心的な存在である松本に関する資料を踏まえつつ事件の概要について申し上げます。