バイデンが撤退するならトランプも退くべき? ニューヨークZ世代が“アメリカ大統領選”に本音で迫る
◆バイデンに匹敵する知名度を持った候補者がいない?
改めて、ラボメンバーに「バイデンは出馬を取りやめるべきか」と尋ねました。 メアリー:私はバイデンが立候補すべきではないとずっと思っていた。まだ続けているのはクレイジーだと思う。それでも立候補を止やめないなんて、どれだけナルシストなの? 彼が自分で止めると言わなければ、変わることもできないわけでしょう? それってすごく自己中心的だと思う。 シャンシャン:私も他の候補者に代わるべきだとは思うよ。だけど、代わったとしてその人はバイデンと同じような影響力を持てるのかな? みんなトランプではなく、その候補者に投票するのかな? 今、多くの有権者はトランプとバイデンしか知らない。他の候補者はほとんど知られていないと思う。 メアリー:他の候補者はまず、ブティジェッジ運輸長官、そして、カリフォルニア州知事のギャビン・ニューサム。もしもバイデンに何かあった場合、カマラ・ハリス(アメリカ合衆国副大統領)がそのまま後任になることを期待している人もいるよね。 ヒカル:民主党にはバイデンの代わりになる候補がたくさんいるよね。 メアリー:バーニー・サンダースもね。 ヒカル:えっ、バーニーは歳を取りすぎてない? 80歳ぐらい? メアリー:バーニーは2人よりも年上だけど、ずっとちゃんとしているよ。 ヒカル:あとは、ミシェル・オバマ。アメリカ人のあいだでまだかなり人気があるよね? たくさんのメディアで、彼女の気が突然変わって出馬するのを期待しているようなことを言っている。だけど、そうはならないだろうな。 ラボメンバーは、バイデン氏は出馬を取りやめるべきと考える一方で、彼と同じぐらい認知されている強い候補者はそうそういないとも感じています。最近の世論調査によると、トランプ氏を倒せるのはミシェル・オバマだけという結果でした。 続投を主張し続けていることで批判を受けているバイデン氏ですが、シェリーは続投せざるを得ない背景があるのではないかと分析。「もし、退陣する考えがあったとしても、後継者が決まらない今、辞める気配を少しでも見せたら世界中がパニックになる。そういったことを懸念しているのではないでしょうか」と発言します。 一方、ここにきて下院議会の重鎮の民主党議員が「バイデンは国のためにベストな選択を考えている」というような言い方で、交代の可能性がまだゼロではないことを匂わせています。 7月15日には、トランプ氏を正式に指名する共和党の全国大会がいよいよスタートします。「もし、バイデン氏が他の候補者に道を譲ったら、有権者の投票行動はどう変わるのでしょうか。トランプ氏に勝てるのか? そして、ラボのZ世代はどうするのか? 続きは来週にお伝えします」とシェリーは話し、話題を次回に繋げました。 (interfm「NY Future Lab」2024年7月10日(水)放送より)