バイデンが撤退するならトランプも退くべき? ニューヨークZ世代が“アメリカ大統領選”に本音で迫る
◆犯罪者が大統領に立候補できるシステムに疑問視
では、バイデン氏は本当に新しい候補者と交代すべきなのか、という声にラボメンバーは賛同しているのでしょうか? 本音を語ってもらいました。 シャンシャン:その質問に答える前に、まず言いたいことがある。バイデンが辞めなければいけないなら、トランプだって同じように退陣すべきなんじゃない? だって罪人なんだから。 ミクア:犯罪者が大統領に立候補できるなんて信じられないよね。そっちのほうがバイデンの年齢の問題より、ずっとクレイジーだと思う。現実とは思えない。すべてがジョークみたい。 シャンシャン:まさにその通り! もし、犯罪者がマクドナルドやウォルマートで仕事を申し込もうとしても、前科を調べられて「ごめんなさい。あなたはこの仕事には応募できません」みたいなことになるでしょう? でも、大統領には立候補できるって、いったい何なの? ノエ:しかも彼は単なる犯罪者ではなくて、34件もの重罪の判決を受けているんだよ。単なる軽犯罪や万引きとかではなく、完全なる重罪だよ。 メアリー:共和党は今や完全にMAGA(Make America Great Again)党、トランプ党だからね。他に誰が立候補しても、同じような人しか出てこないよ。それに、支持者はもうトランプしか見ていないから。だから新しい人は出てこない。残念だけどね。 バイデン氏より先に考慮すべきなのはトランプ氏の退陣なのではないか、というのがラボメンバーの考えでした。 メンバーの発言にあったMAGAとは「Make America Great Again(アメリカ合衆国を再び偉大な国にする)」という選挙スローガンであり、もともとは1980年の大統領選挙においてロナルド・レーガンが使用したのが最初です。近年においてドナルド・トランプが同じスローガンを掲げており、トランプ氏を支持する勢力や人々をMAGAと呼ぶ傾向にあります。 「共和党が完全にMAGA党になった今、トランプ氏が辞める選択肢はどこにもありません。そのことにパニックしたメディアは、バイデンを集中攻撃する方向に走ったのではないかと思います」とZ世代専門家のシェリーは分析しました。