脚組みや頬杖は、悪い姿勢ではない? デスクワークに効く「正しい座り方」
動きが止まらないように、頻繁に組み替える
ですから、無意識に片側ばかりの脚を組んでいるなら、先ほど紹介した基本的な座り方(坐骨で座る)を見直した上で、意図的に反対側の脚も組むようにしましょう。じっとしないことで、体にかかる負担はぐんと減ります。 同じように頬杖もおすすめです。重い頭を支えるのは一苦労で、ずっと下を向く姿勢が続けば、後頭部から首にかけて痛みやコリが生じるのは当然です。首への負担を減らしつつ、ケアの意味も込めた頬杖ですので、大いにすべきなのです。 無意識にしてしまっているのは、怠惰だからでも、気合いが足りないからでもありません。体がそう求めているということは、何か原因があるということ。体の声をキャッチしたら、大切に覚えておいて、自分でケアをするもよし、専門家に相談するもよしです。
大沼竜也(鍼灸師)