母国では「決してしてはいけない」こと…はじめて日本の「蕎麦」を食べたオーストラリア人が感じていた「違和感」
麺は啜りたい!
モモカさんが注目したのはキャメロンさんの「蕎麦の食べ方」。はじめて蕎麦を食べるとは思えないほど完璧に啜っています。 「啜るの得意なんだ(笑)オーストラリアではよく文句言われた(笑)」 麺を啜るのは日本特有の文化で、海外では音を立てて食事をすることはマナー違反とされる場合が多いんだとか。キャメロンさんは「でも麺は啜りたいよ!啜った方が旨くない!?」と……。よく分かります。
「あなごの天ぷら」に衝撃
次は「あなごの天ぷら」。揚げたてを頬張ります。 「うんめええええええぇぇ。音聞いた!? サックサク! これこれ~! うま!」 ふわふわサクサクの食感にビックリ! 特に揚げたては格別ですよね。
「野菜の天ぷら」も堪能
再び蕎麦も啜りつつ、次は「野菜の天ぷら」も食べます。なす、ししとう、かぼちゃの盛り合わせです。キャメロンさんが特に驚いたのは「なすの天ぷら」です。 「茄子うま! オーストラリアでは茄子は人気ないんだよ。でも正しく調理されたらこんなに旨いんだよね」 油を吸ってトロトロになったなす、おいしいですよね。
もはや芸術レベル
蕎麦と天ぷらを交互に食べながら 「これまじ一生食べ続けられる。超シンプルなのにこんなに旨いとは。最高の作品だね、文句言うとこが一切見当たらない」 蕎麦と天ぷらのバランスの良さは「もはや芸術」レベルだと言います。蕎麦に合う味の「ミニカレー」も堪能します。
「蕎麦湯」でほっこり
これで終わり……かと思ったキャメロンさんにモモカさんが差し出したのは「蕎麦湯」! 「蕎麦湯でつゆを割って飲むんだよ~」というモモカさんに「ここにいれるの!?」とはじめは半信半疑だったキャメロンさん。ほかほかの蕎麦つゆをひと口飲むと、ふわりと立ちのぼる蕎麦の香りに、思わず笑顔に。
生まれてはじめての味
蕎麦湯までしっかり堪能したキャメロンさん。 「お蕎麦って生まれてはじめての味だった。26年生きてきたのにまだ新しい味があったとは」 たしかに、蕎麦の味は唯一無二ですね。 「なんで今まで食べなかったんだろう」と思わず後悔してしまうほど、蕎麦にドハマりしてくれたようです。またぜひ食べてくださいね! 次回もお楽しみに!
稲谷(漫画家)