【マリーゴールド】高橋奈七永、王者Sareeeに敗戦!「来年5月にプロレス界を引退することを決めた」~新人ライター#ミライの観戦レポ⑩~
ついにこの日が来た。12月13日新宿FACE。ファンで溢れた会場の中、Sareeeの持つマリーゴールド・ワールド王座のベルトに、高橋奈七永が挑戦した。 【写真】試合後、リング上に姿を現した林下詩美 遡ること今年9月、Sareeeと奈七永はシングルリーグ戦で対戦し、時間切れ引き分け。奈七永は決着を求め、Sareeeの持つマリーゴールド・ワールド王座のベルトに挑戦を表明。11月14日の後楽園ホール大会でタイトルマッチが決まっていた。
だが、前哨戦となる11月2日のガトーキングダム・サッポロ大会で行われたタッグ戦で、奈七永がSareeeの裏投げを食らい首を負傷。タイトルマッチは12月13日に延期となった。 奈七永が入場すると、いつものように「パッションコール」が会場に響き渡る。奈七永は真剣な眼差しで何か重い空気をまとい、いつもと違って見えた。 試合開始とともに両者は髪を掴み合い、ビンタの打ち合いからマウントエルボーの打ち合いへ続く。 すると、Sareeeがヘッドロックで奈七永を絞り上げ、奈七永はバックドロップで反撃。さらに奈七永は、変形キャメルクラッチから片逆エビ固め、リバース・インディアンデスロックでSareeeの足を痛めつける。Sareeeは苦しみながらも奈七永の腕に噛みつき、なんとかロープを掴みブレイクする。
Sareeeはリングに2脚のイスを投げ入れると中央向かい合わせに置き、奈七永を座るよう挑発。シングルリーグ戦で奈七永が仕掛けた同じ方法でビンタの打ち合いへ。お互いの”負けない”という気迫が観客に伝わる。 試合が最高潮を迎える中、Sareeeがセカンドロープから得意のダイビングフットスタンプを投下!すぐに奈七永がSareeeの足を捕らえ、足4の字をかける。会場から「おおおーー!!」という歓声が上がる。 その後も奈七永はナナラッカ、裏投げでSareeeを追い詰めるが、なかなか3カウントが奪えず、最後はSareeeにスリーパーホールドで絞り上げられると、レフェリーストップ。奈七永は敗れた。