野菜嫌いの子どもが食べた! みきママ最新レシピ本は「子どもの逆境を乗り越える力」を食事でサポート【書評】
野菜のおかずは「ちゃんぽん風スープ」に挑戦。こちらは豚こまとにんじん、キャベツなどの野菜を炒めて水か牛乳を入れ、しょうゆ鶏ガラなどで味を調えたら出来上がり。今回は牛乳を使いました。
何でも食べる長男は「おいしい!」とすぐに完食して棒餃子もスープもおかわり。 ここまでは想定内ですが次男は……。「ピーマン入ってるでしょ」とぶつぶつ言いながらも3本中2本は食べました! ピーマンの存在を知った上でここまで食べるなんて……次男的には快挙です。ちなみに、なすとしいたけにはまったく気付いていませんでした。 私個人では「ちゃんぽん風スープ」が優勝! お肉と野菜を炒めて牛乳を入れるだけでこんなに複雑なうまみが出るんだと感動しました。普段汁ものと言えば思考停止で味噌汁を作っていた私にとっては革命です。 この“野菜の肉だね”、チャーハンやミートソースにも応用できるとのこと。これだけ週末に冷凍しておけばハンバーグ、チャーハンと毎週ローテーションで夕飯が決まるというのも嬉しいポイント。次男もきっとハンバーグにすればピーマンに気付かないと思うので、我が家は来週ハンバーグに挑戦しようと思います! 野菜が苦手な息子に栄養満点のレシピを作ってみましたが、本書は他にもやる気や元気をアップさせたい時、だるさやイライラを吹っ飛ばすメニューなど、悩みにあわせた栄養満点のレシピに加え、「いよいよテスト前!」「塾で夜遅くなる日は…」など子どもを応援したくなるようなシーン別に献立も紹介しています。東京大学に現役で合格した長男はる兄こと遥人さんとの対談も掲載。栄養、そして夕飯時の会話の大切さを振り返った親子トークも必見です。 調理・撮影・文=原智香