EURO注目はエムバペ25歳、C・ロナウド39歳だけでなく…「天才レフティ、ハットトリック達成者の息子」「名将絶賛の19歳」ダークホース国の逸材
《ルーマニア》代表監督は父親の“跡継ぎ”
★グループE★ ルーマニア 3-0 ウクライナ (ルーマニア:ニコラエ・スタンチュ 29分、ラズバン・マリン 53分、デニス・ドラグシュ 57分) ダークホースとしては、ベルギーを下したスロバキアを取り上げるべきかもしれないが、同じグループEでオレクサンドル・ジンチェンコやミハイル・ムドリク、アルテム・ドブビクら、好タレントを擁すウクライナに3-0の快勝を収めたルーマニアを推したい。 エドゥアルド・ヨルダネスク監督は、父アンゲルが3度にわたって率いた母国の代表を2022年1月から任されると、組織的なチームを築き上げ、予選を負けなしの首位で通過した。指揮官同様に、選手のほとんども国際的におよそ無名だが、誰もが懸命にハードワークし、攻守に統制された動きを見せる。 初戦でもポゼッションにはこだわらず、コンパクトな4-1-4-1のフォーメーションでプレスをかけ、ボールを奪ったら1トップのデニス・ドラグシュに当てて自分たちの時間を作ろうとした。そして29分にハイプレスから右サイドで球を奪うと、主将のニコラエ・スタンチュが折り返しに合わせて、豪快なミドルシュートを左のトップコーナーに突き刺して先制。サウジアラビアのダマクでプレーする31歳のMFは、「自分のキャリア最高のゴール」と喜んだ。 さらに後半にはロングカウンターから、最後はラズバン・マリンがボックス外から思い切りよく決めて加点。その4分後の57分には、CKからデニス・マンが速いクロスを入れ、中央のドラグシュが詰めて試合の行方は決した。
注目株はスパーズの22歳CB、そして天才レフティの息子
守備陣では青い髪のライトバック、アンドレイ・ラツィウが外見だけでなくエネルギッシュなプレーで目立ったが、最大の注目株は鋭い読みと果敢なブロックが光った22歳のCBラドゥ・ドラグシンだろう。 191センチの長身DFは10代半ばでユベントスに引き抜かれ、イタリアを転々とした後、今年1月にトッテナム・ホットスパーへ移籍。アンジー・ポステコグルー監督のもと、終盤戦に先発で起用されるようになったが、まだまだその異才の片鱗しか覗かせていないはずだ。 「驚くべき才能の持ち主だ」と主将のスタンチュは地元メディアに話した。 「まだまだ若いし、練習では意欲的に成長しようとしている。世界屈指のストッパーになれるに違いない」 3点リードした後に途中投入された10番は、かつて“東欧のマラドーナ”と呼ばれたゲオルゲ・ハジの息子ヤニス。楽しい発見の多い今大会のルーマニアを、できるだけ長く観られるといい。
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