EURO注目はエムバペ25歳、C・ロナウド39歳だけでなく…「天才レフティ、ハットトリック達成者の息子」「名将絶賛の19歳」ダークホース国の逸材
《トルコ》EURO2008の熱狂は再び訪れるか
★グループF★ トルコ 3-1 ジョージア (トルコ:メルト・ムルドゥシュ 25分、アルダ・ギュレシュ 65分、カレム・アクトゥルコール 90+7分 ジョージア:ゲオルゲス・ミカウターゼ 32分) 6チーム目には、まだ扱っていないグループDから選ぶべきかもしれないが、初戦でジョージアとの“黒海ダービー”を制したトルコに惹かれてしまう。 筆者はかつてUEFA公式サイトで働いていた頃、EURO2008を現地で取材した。この時、個人的にもっとも強く印象に残ったのは、初優勝したスペインではなく、トルコだった。読者の方も覚えているかもしれないが、あの大会で彼らは文字通り、死の淵から生還して4強入り──同国代表のベストレコードだ──を果たしている。 初戦に敗れ、以降の2試合ではどちらも終了間際のゴールで逆転し、クロアチアとの準々決勝では延長追加タイムに追いついてPKで勝利。チェコとのグループステージ3戦目は実際に現場で取材し、2点ビハインドの75分からの怒涛のゴールラッシュに度肝を抜かれた。また開催地のスイスにはトルコからの移民が多く、鬼のような形相で狂喜乱舞するサポーターを目のあたりにして、鳥肌が立ったことを覚えている。 今回のトルコにも、同じ匂いがする。 まず何より、そのファンベースだ。ドイツにはスイス以上にトルコからの移民が多く(ドイツ最大で、その数はおよそ154万人。現地で生まれたトルコ系と合わせると約300万人とも)、ドルトムントでのジョージア戦にも多くのサポーターが駆けつけ、さながらホームのような雰囲気を醸し出していたように見えた。 チームは試合が始まると、前傾姿勢の小気味良いパスワークでイニシアチブを取り、シュートコースが見えたら、誰もが遠くからでも豪快にゴールを狙う。10分にドイツ生まれのセントラルMFカーン・アイハンが強烈なミドルで左ポストを叩き、25分には左からのクロスがDFにふわりとクリアされると、ボックス際の落下地点に素早く入った右SBメルト・ミュルデュルが、右足の完璧なボレーで右のトップコーナーを撃ち抜いた。大会最優秀ゴールの候補が早くも飛び出した。
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