「松本人志のいないM-1」はいつまで続くのか…転落した「笑いのカリスマ」が審査員席に戻るための唯一の方法
2024年の「M-1グランプリ」の審査員にダウンタウン松本人志の名前はなかった。ネットメディア研究家の城戸譲さんは「来年のM-1に松本さんが審査員として復帰するためには、『まずはYouTubeやNetflixから出演する』以外にも方法がある」という――。 【この記事の画像を見る】 ■松本さんはSNSの使い方が下手だった まもなく毎年恒例の漫才コンテスト「M-1グランプリ」決勝戦が行われるが、いつもの重鎮審査員の姿がない。ダウンタウンの松本人志さんだ。2023年12月に「文春砲」が放たれた松本さんは、地上波から姿を消してまもなく1年が経過しようとするいまも、復帰には至っていない。 活動再開が遅くなっている要因には、いまなお「真実がどこにあるか」が明確になっていないことが挙げられる。加えて、ネットメディア編集者の筆者からすると、「SNS時代における情報発信」に、松本さんや周囲が順応していなかったことも大きいと考えている。 ■「ワイドナショー出まーす」投稿のミス 松本さんの性的スキャンダルが報じられたのは、2023年のM-1決勝戦から2日後の12月26日だった。翌日発売の『週刊文春』での記事を、「文春オンライン」で一部先行配信する形で伝えられた。 所属事務所の吉本興業は、27日に「当該事実は一切なく、本件記事は本件タレントの社会的評価を著しく低下させ、その名誉を毀損するもの」と否定。松本さんも28日、Xで「いつ辞めても良いと思ってたんやけど… やる気が出てきたなぁ~」と反応した。 そして年が明けた2024年1月5日、「週刊女性PRIME」が、松本さんとの飲み会に同席していたとされる「スピードワゴン」小沢一敬さんと、そこに参加した女性との「LINEやりとりと見られる画像」を報じた。 これが、女性が小沢さんに感謝する文面であったため、松本さんは自分に有利になると感じたのだろう。Xで「とうとう出たね。。。」とポストして、1月8日には「事実無根なので闘いまーす。それも含めワイドナショー出まーす」、9日には「ワイドナショー出演は休業前のファンの皆さん(いないかもしれんが)へのご挨拶のため。顔見せ程度ですよ」と、自ら弁明の場を持つことを示唆した。