「井上尚弥、最強の俺と戦え!」アフマダリエフが圧巻のKO勝利、WBA暫定王者となり井上との統一戦なるか
12月15日(現地時間)モナコ・モンテカルロで行われたプロボクシング[WBA世界暫定スーパーバンタム級王座決定戦]が行われ、元2団体王者ムロジョン・アフマダリエフ(30=ウズベキスタン)が3Rに3度倒しKO勝利、暫定王座を獲得した。 スーパーバンタム級は井上尚弥が4団体統一しているが、これでアフマダリエフはWBAの統一戦義務権を手にした。以前から井上に対戦要求していたアフマダリエフは「最強の選手である井上尚弥は、最強の俺と戦うべきだ!」と改めてコールした。 【フォト・動画】アフマダリエフが豪快KO!計量では凄いボディ アフマダリエフはリオ五輪銅で、20年1月にWBA・IBF世界スーパーバンタム級王座を獲得。岩佐亮佑を相手に3回防衛したが、昨年4月マーロン・タパレスに敗れ陥落した。 同年12月にKO勝利で、WBA世界スーパーバンタム級挑戦者権を獲得、1位に。その後はたびたびSNSやインタビューで井上尚弥に「俺を避けるな」と挑発していた。 今回の暫定王座戦の相手は、同級8位リカルド・エスピノサ(メキシコ)。 試合はサウスポーのアフマダリエフが、前に出て手数を出す相手に、左のクロスカウンターを狙う展開。3Rには左ストレートでダウンを奪うと、その後も同じく左で2度倒し、圧巻のKO勝利で暫定王座を手にした。 アフマダリエフは試合後インタビューで「準備は出来ている、井上、レッツゴー!」と叫び「なぜ俺と戦いたくない?説明がほしい。レジェンド・井上、最強は最強と戦うべきだ。俺は暫定王座と挑戦権を獲得した。ルールに従うべきだ」と改めて対戦要求した。 井上は今月24日にWBO・IBF同級1位サム・グッドマンと防衛戦を行う予定も、グッドマンの負傷により1月に延期。その後は4月にWBC1位のアラン・ピカソとラスベガスで防衛戦を行う海外報道も出ている。 願い通り、アフマダリエフと井上の対戦は行われるか。