ドイツのアウトバーンは「スピード出し放題」って本当?「実は、速度制限ありま…!」 実際にアウトバーンを走ってみたら“衝撃の事実”が明らかに!?
アウトバーン、実は「速度制限あります!」
速度無制限として有名なドイツの高速道路「アウトバーン」ですが、実際にはあらゆる場所で速度制限がされています。 今回は、実際に走ってみて感じたことをレポートします。 【画像】「えっ…!」これが「アウトバーンの実態」です!(50枚以上)
日本の高速道路の制限速度は基本的に100km/hですが、場所により80km/hが最高速度として制限されているところも多く存在しています。 この制限速度が制定されたのは、1962年から始まった速度決定の検討委員会で決定したそうです。 2019年に新東名高速の制限速度が120km/hになるなど、道路の設計速度や他の要件を満たしたことで上限を上げられているところもあります。 そんな制限速度ですが、ドイツには制限速度がない高速道路として有名なアウトバーンが存在します。 2024年5月末から6月頭に開催されたニュルブルクリンク24時間レース取材のため、レンタカーを借りて実際にアウトバーンを走ってみたことを紹介します。 ニュルブルクリンクはドイツ北西部、ラインラント=プファルツ州アイフェル地方にあります。 日本から行くには、フランクフルト空港から約160kmの道のりを走っていけば到着します。 フランクフルト空港の前を走っているA3(アウトバーン3)に乗って、途中ジャンクションでA48に行き、ライン川を超えて今度はA61を走ります。 そして一般道の412号を走ればニュルブルクリンクに到着します。 道中の2/3をアウトバーンを走っていきますので、速度無制限の道路を走れるぞと意気込んでレンタカーに乗って走り始めると、想像とは違うことにすぐに気がつきます。
まず、アウトバーンは交通量がかなり多いことに驚きました。 最初に乗るのがフランクフルト空港という交通の要衝を通ることもあり、普通車から大型トレーラーまで多くの車が走っています。 そしてすぐに見慣れた赤い丸に100と書かれた標識を発見。 このエリアは100kmの制限速度が設定されていました。 次に赤い丸に120の制限標識を発見した後、しばらく行くと丸い標識で白地に黒の斜め線が引かれた標識を見ます。 これこそが速度制限解除の標識になります。 いよいよ速度無制限区間に突入と意気込みたいところですが、その時に乗っているクルマの性能をしっかり把握しておきたいところです。 トルクフルなエンジンでアクセル操作に対してリニアに加速していかないようだと、追い越し車線に出てもすぐに後ろから速い車がきて交通の妨げになってしまいます。