震災につけ入り――「ブルーシート」を高額販売、自称ボランティアが「高級みかん」窃盗 「義援金詐欺」にも注意…対策は?
■過去にも「高額な契約」迫った例
小野委員 「被災した中でさらに不安が高まりますよね。こういったことは過去にも起きています。被災地にやってきて、『屋根や外壁を無料点検します』と言って点検した後、『このまま放置すると雨漏りします、倒壊します』と高額な契約を迫った例があります」 有働キャスター 「対策はどうしたらいいのでしょうか?」 小野委員 「業者が訪問してきた際には、社員証などを確認することです。そして、不安だと思ったらきっぱり断るということです」
■支援する側も…PayPayが注意喚起
小野委員 「気を付けるのは支援する側も同じです。地震の後、SNSで被災地の住所とともに『今後の資金を寄付していただけると幸いです』と決済サービスの二次元コードのリンクを付け、寄付を呼び掛ける投稿がありました。ただ、住所を調べたら存在していませんでした」 「PayPayは、支援する際は相手を十分確認して、怪しい場合は絶対にやり取りをしないよう注意を呼び掛けています」 有働キャスター 「こうした情報も、できれば被災地の皆さん同士で『注意しましょう』と声を掛け合っていただけるといいと思います。被災地に知り合いがいて、電話やメールで伝えられるという方は、電波状況などもありますので、可能な範囲で伝えていただければと思います」 (1月8日『news zero』より)