Shokz新ワイヤレスイヤホン「OpenFit 2」最速レビュー! シリーズ最高の音質と装着感
モバイルアプリの「Shokz」には、イヤホンのペアリングガイドや、イコライザーにマルチポイント、タッチセンサーボタンのカスタマイズなど、多彩な機能が揃っています。イコライザーの設定はデフォルトのスタンダードにしていますが、オープンイヤーのイヤホンは使用する環境に合わせて「低音強め」「高音強め」などのプリセットが素速く選べるOpenFit 2のような製品がやはりおすすめです。
筆者は、OpenFitとOpenFit Airも試しましたが、OpenFit 2は豊かな余韻が感じられるほどリッチな重低音再生がお見事。スピーカーで音楽を聴いているようなぶ厚い音楽の充実感と熱量が伝わってきます。アップテンポなロック、低音重視のダンスミュージックとも好相性。骨伝導イヤホン特有の、再生時に“こめかみ”が小刻みに震えるような感覚が苦手という方は、通話音声の明瞭度にも優れているOpenFit 2をぜひ試してみるべきです。
OpenFitシリーズのイヤーフックは、どのモデルも人間工学に基づいて設計されています。OpenFit 2では、柔らなくしなるニッケルチタニウム合金の軸に、肌触りがいっそうソフトなシリコン素材を組み合わせて装着感に磨きをかけました。メガネの上から装着してもまったくストレスがありません。もちろん、イヤーフックを着脱することなく、コンパクトな充電ケースに素速く収納できます。
内蔵バッテリーが大型化したことで、イヤホン単体による最長連続再生時間が初代機の約7時間から、第2世代機では約11時間まで伸びています。ケースによる充電を繰り返せば最大48時間です。 本体はIP55相当の防塵・防水設計。イヤホンの質量が0.9gほど上がっていますが(約9.4g)、イヤーフックのしなやかさが増しているので、まったくそのことが分かりませんでした。 まだ1月上旬ですが、早くも「2025年で一番のフルオープン型ワイヤレスイヤホン」が登場してしまった気がしています。日本で発売されたら、ぜひ聴いてみてください。
山本敦