ラグビー元日本代表 田中史朗が現代表にエール「しんどいことをしないと勝てない」
◇丸の内15丁目PROJECT.「ラグビー体験会」(21日、東京・丸ビル) 昨シーズンで現役引退したラグビー元日本代表の田中史朗さんがイベントに登場し、現在のラグビー日本代表について語りました。 【画像】自身の引退会見にて笑顔のラグビー田中史朗選手(中)と松島幸太朗選手(左)、松田力也選手(右) 2018年より「ラグビーの新しい魅力に出会える街」をコンセプトに展開されてきたプロジェクト「丸の内15丁目PROJECT.」。このプロジェクトの一環である田中さんによるラグビー体験会は、ラグビー日本代表がパシフィックネーションズカップの決勝を戦う、わずか1時間前に行われました。 「ラグビーがどれだけ楽しいか、少しでも体験していただければ応援する気持ちにもなってもらえる」という思いから、50名以上の老若男女幅広いラグビーファンに約30分にわたってパスの体験指導を行った田中さん。現役時代を知るファンから「田中さんのパスが見たい!」と実演指導を求められると、笑顔で応じていました。
日本代表として75キャップを持ち、ワールドカップには3大会連続で出場。まさに日本ラグビーを代表するレジェンドに数えられる田中さんは、イベント終了後、記者から現在の日本代表について問われると「僕たちのころよりもレベルは上がっていると思うんですけれど、しんどいことをしないと日本のラグビーは勝てないというのはエディー(・ジョーンズ ヘッドコーチ)が昔から言っているので、全体的にレベルを上げてほしい」とエール。 また、現役時代から精力的に体験会といったイベントを開催していた田中さんは「子どもたちに代表のすばらしさ、偉大さを伝えるために普及活動もしてほしい」と代表選手であることの心構えについて、アドバイスも送っていました。