大谷翔平とジャッジ“最強論争”のウラで…カブス鈴木誠也の本音評「日本人選手は“デビュー1年目がベスト”の印象。だがセイヤは…」米名物記者が語る
「ヤンキースに比べるとドジャースはもの足りない」「鈴木誠也の評価は?」。30年以上にわたってMLBを取材しニューヨーク・タイムズ紙などに寄稿しているベテラン野球記者スコット・ミラー氏に語ってもらった。 【現地写真】「えっ、193cmの大谷さんが小さく見える…201cmジャッジと並ぶ貴重な1枚」「ガリガリだった鈴木誠也20歳と“胸筋パンパン”の現在を比較」テレビに映らない“レアな大谷翔平・鈴木誠也”を一気に見る ◆◆◆
大谷とジャッジ…本音で比較
ドジャース打線はムーキー・ベッツが左手骨折で長期離脱し、フレディ・フリーマンも家族の事情で離脱した時期があったが、8月12日から打線のトップ3人が再びそろった。8月29日時点でチーム本塁打数はナ・リーグ首位で両リーグでは3位、得点はナ・リーグ2位、両リーグでは4位と攻撃力は高い。 「オオタニもジャッジと同じように打線の他の打者からプロテクトされているが、ヤンキースに比べるともの足りない。ベッツとフリーマンというMVP受賞経験者2人から守られることは非常に大きなことだし、彼らが後ろに控えていれば打てる球がくる。エンゼルス時代に守ってくれる選手がマイク・トラウトしかいなかったときと比べると、段違いで助けられている。だが、ヤンキースはジャッジとソトの安定感が異次元レベルで、その2人以外にプロテクトできる打者が何人もいる」 ソトら優れた打者に囲まれたジャッジは、打撃成績のほとんどの部門でア・リーグトップを走り、メジャーで12年ぶりとなる三冠王の可能性や2度目のMVP選出にも期待がかかっている。一方の大谷も、3度目のMVPや、前人未到の50本塁打50盗塁達成がなるか注目されている。 「ジャッジとオオタニという2人の大男、どちらも見事な肉体を持った人体標本のようなアスリートだ。素晴らしい打者であり、野球脳もずば抜けているという点も同じ。違うのは右打ちと左打ちというくらいのもので、2人とも本塁打を量産し、相手投手が失投したらそれを見逃さず大きなダメージを与える驚異的な打者だ。オオタニは日本人打者では間違いなくトップにいる」 現在メジャーでプレーしている日本人打者は大谷、レッドソックス吉田正尚、カブス鈴木誠也の3人。なかでも高評価を与えられたのは鈴木だ。
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