「不満が溢れている」大谷翔平、"50-50"目前でまさかの批判が!? 米メディア「盛大に祝う価値は…」
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手は11日(日本時間12日、シカゴ・カブス戦でホームランと盗塁をマークし、記録を47-48にのばした。ただ、ルール変更で盗塁しやすくなっただけと指摘する声もある。その批判に米メディア『CBSスポーツ』が反論した。 【写真】日本人メジャーリーガーの歴代最高年俸ランキング これまでに大谷以外で40-40を達成した選手は、ホセ・カンセコ、バリー・ボンズ、アレックス・ロドリゲス、アルフォンソ・ソリアーノ、ロナルド・アクーニャ・ジュニアの5人だけ。いずれの選手も45本塁打と45盗塁を達成していないが、すでに大谷は両方の記録を一気に上回っている。 現在のペースと残りの試合数を考えると、史上初の50-50達成でさえも通過点になるかもしれない。 同メディアによると、ルール変更前の最後の年である2022年は、1試合あたりのチーム平均盗塁数は0.51だったが、今季は0.74に増加したという。それにより「喜びと称賛の声の代わりに、盗塁が以前よりずっと簡単にできるようになったため、これらの記録は盛大に祝う価値はないという不満が溢れている」と、同メディアは報じた。 以前に比べて盗塁が簡単になったという意見に反論し、同メディアは「盗塁率は1980年代や1990年代のレベルに戻っただけだ。盗塁が簡単になったわけではない。もしそうなら、なぜトップの選手でさえも62以上の盗塁数を記録していないのか?なぜ、ルール変更後に40盗塁を超えた選手は3人だけなのか?30盗塁を超えた選手も9人だけ。過剰な数字とは言えないだろう」と伝えている。 そして、批判者に対し「大谷は指名打者(DH)として史上初のMVPを獲得することになるだろう。彼はすでに二刀流選手として2度のMVPを獲得している。そして、1シーズンで50本塁打と50盗塁を達成した初の選手になる。それがどれほどすごいことか、もう認めてもいいのではないか?なぜ、ネガティブなことで楽しみを奪うのか?これは歴史的に素晴らしい旅である。座って、その素晴らしさを目の当たりにして楽しんでみてはどうだろうか」と投げかけ、批判的な意見を一蹴している。
ベースボールチャンネル編集部