浦和実、初の甲子園に前進 変則左腕・石戸が完封、辻川正彦監督も快投たたえる【秋季高校野球関東大会】
◇２８日 秋季高校野球関東大会準々決勝 浦和実２―０つくば秀英（サーティーフォー保土ケ谷） 浦和実（埼玉）はつくば秀英（茨城）に競り勝ち、春夏通じて初の甲子園がほぼ確実となった。来春センバツの関東・東京の出場枠は「６」で関東４強入りが当確圏。 打者のタイミングを外すのが持ち味の浦和実の変則左腕、石戸が完封でセンバツ出場を引き寄せた。 「ヤマ場だと思っていたので、うれしい」 １２０キロ台の直球とチェンジアップ、カーブなどの変化球で最後までつくば秀英打線を詰まらせた。テークバックでいったん下げた腕を上げるフォームもさることながら、ボールの出どころが見づらいのがミソ。 「球の速さではない。コントロールよく投げるのと、腕を頭の後ろに持っていくようにして、見づらくしています」 終盤に継投も考えたという辻川正彦監督は「打ちづらそうなピッチャーをあえて代える必要はないと思った」と快投をたたえた。
中日スポーツ
