櫻坂46藤吉夏鈴、同期・山崎天は自分と“真逆”「うらやましいし、まぶしい」<新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!>
櫻坂46の藤吉夏鈴が映画初出演にして主演を務める映画「新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!」が、8月9日(金)より劇場公開される。 【写真】藤吉夏鈴が演じるのは新米記者として奮闘する真っすぐ少女・所結衣 新聞部の新米記者“トロッ子”として活動することになる文学少女・所結衣を演じる藤吉に、自身の学生時代とは「全然違う」という役柄を演じての振り返りや本作の見どころ、今後の俳優業への意気込みなどを聞いた。 ■主演より「新しいことに挑戦できる」という喜び ――初主演が決まった際の心境を聞かせてください。 企画書を読ませていただいた時点ですごくワクワクしていました。早く(小林啓一)監督にお会いしたいし、キャストの皆さんにも早くお会いしたい、と好奇心が大きくて、うれしかったです。 ――自分自身が主演だということよりも、作品への参加自体がうれしかったんですね。 このお話を頂いた時には、まだあまりお芝居をやったことがなかったので、「新しいことに挑戦できることがすごく楽しみ」という感覚でした。主演ということより、経験できることがうれしかったんです。 ――本作の見どころだと感じる点を教えてください。 学生特有のピュアさが強く出ている作品なので、キラキラしていて、なんだか胸が苦しくなるんです。この年齢の時にしか出せないような輝きが詰まっている作品で、私はすごくうらやましいと思いました。 ――ご自身の学生時代とは違いますか? 全然違います。こんなに探求心のある子ってなかなかいないですし、周りにいたら絶対面白いだろうなと思います。 ■高嶋政宏との共演「迫力がすごくて圧倒されました」 ――演じていて難しい点はありましたか? やっぱりお芝居の経験があまりないので、監督から言っていただいたことを、すぐに実践するのは難しかったです。 グループの活動では「自分の思った通りに表現していいよ」「好きなように動いていいよ」と言われることが多かったので、台本があって、監督さんが思い描いている所結衣ちゃんがいて、そこに近づけていくという作業はあまりしたことがない経験だったので、ずっと苦戦していました。 ――共演者の皆さんの印象はいかがでしたか? ずっと自分のことで精いっぱいで、キャストの皆さんとはあまりお話する余裕はなかったんですが、久間田琳加さんはおしとやかなお姉さんという印象でした。 それから、高嶋政宏さんは迫力がすごくて圧倒されました。初めてお会いして、初めて撮ったシーンが言い争うシーンだったんですけど、声量もすごいですし、目が合うと圧倒されすぎて、いつ目を離していいか分からないほどでした。実際はすごく温厚な方だったんですけどね。 ■「経験できることは全部経験したい」 ――今作には所結衣が憧れる作家・緑町このはが登場しますが、藤吉さんは誰かに憧れた経験はありますか? あまりないんですが、同期の山崎天に対しては無いものねだりに近い思いがあります。私とは本当に真逆で、グループの中心で笑っているような太陽みたいな子。自分に無いものを全部持っているような人なので、うらやましいし、まぶしく見えます。 ――以前のインタビューで、藤吉さんの後ろ姿が映る「アオハライド Season2」の予告映像を見た山崎さんが「叫び声を上げていた」とおっしゃっていましたが、今作に対しては山崎さんからのリアクションはありましたか? 撮影期間はグループの活動にあまり行けていなかったので、その期間も連絡してくれたりして、気にかけてくれました。最初にビジュアルが公開された時にもすぐ反応してくれました。「でっかいリボンだね」って(笑)。 ――演技のお仕事が続いていますが、今後の挑戦してみたい作品や役などはありますか? 演技は今後もやってみたいですし、なんにでも興味があります。経験できることは全部経験したいと思っています。 ■東京ドームでは「やっぱり成長できていたんだ」と実感 ――櫻坂46の活動についても少し聞かせてください。「櫻坂46 4th ARENA TOUR 2024 新・櫻前線 -Go on back?-」の東京ドーム公演を終えて間もない(取材時)ですが、心境はいかがですか? 東京ドームが終わってツアーが完全に終わったんですが、今でも夢の中にいるみたいです。楽しかったし、感動しました。 あんなにたくさんの方に東京ドームに来ていただけたということもうれしかったですし、ここ1年間でグループが成長できていた気がしていたので、東京ドームでの景色を見て「やっぱり成長できていたんだ」という実感を得られて幸せでした。 ――最後に「新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!」を楽しみにしいている方に向けてメッセージをお願いします。 忙しない日常を送っている皆さんにも気軽に見ていただいて、ほっこりしたり、爽快感を楽しんでもらったりしたい作品です。夏休みですし、友達同士で見るのもすてきだと思います。 学生の方はもちろん、大人の方にも楽しんでいただけると思うんです。私にも学生特有の輝きが刺さりました。「私もこうやって生きてみたい」と思えるような映画だと思うので、楽しんで見ていただけたらうれしいです。 ◆取材・文=山田健史/ヘアメーク=渋谷絵里奈、スタイリスト=市野沢祐大(TEN10)、衣装協力=Y's、ミーティア ※山崎天の崎は「立つさき」が、高嶋政宏の高は「はしごだか」が正式表記